この先にあるものは・・・・・
今日は、病院の日だった。
しかし、前回同様、行けるような状態ではない・・・
ここ最近の、俺を見ていて母も限界に達していたと思う・・・
母が、部屋を開け入ってきた。そして、俺のベットの横に座る。
母:『ねぇ!もう、一人で部屋にいても無理なんじゃないかなぁ?』
母:『〇〇は、強い子だから自分で立ち上がってくると信じてたけど・・・』
母:『無理なんじゃないかぁ~?』
俺:『大丈夫だ!あと、ちょっとだぜ!』
しばらく沈黙が続いた・・・
ピーンポーン!
リビングで声が聞こえる・・・
フミヒロと、そのオヤジ。
横浜での俺のオヤジだ。
『フミ君、トシ、ごめんね!』
母が泣いているのが分かる。
『泣かないで、おばちゃん。大丈夫だから・・・ねぇ』
すると、フミヒロとオヤジが俺の部屋に入ってきて、俺を抱え上げた。
俺には払いのける力もない・・・
オヤジ:『今から病院行くからな!!!』
俺: 『大丈夫だよ』と、言うのが精一杯だった。
フミヒロ:『行くからな!!!』と、涙ぐみながら俺にそう言った。
俺: 『勝手な指示しやがるなぁ~』
フミヒロ 『あー!これは、指示だ!俺からの指示だ!』
怒った事など今までなかった弟の指示
わかったよ。と、心の中で呟いた・・・