この街には裏通りがたくさんある



裏通りに行く前にポケットから携帯を出した。


呼び出し音が数回なり電話の主が出た。


A:『モシモシ、〇〇サン!ゲンキダッタカ?』


俺:『イヤ!元気じゃないけど、今、暇か?』

A:『ミセヒマダヨ!キテヨ!』

俺:『そうか。でも、行きたくても行けないんだよ。』

A:『〇〇サンハ、オカネイラナイヨ。ツナラナイダケ。』

俺:『確かに金はないんだけど、3丁目は誰がやってる?』

A:『ナニカアッタカ?サンチョウメハ、〇〇だ』

俺:『そうか!じゃあ厳しいなぁ?お前なら大丈夫か?』

A:『トラブルカ?イマドコ?』

俺:『あぁ!トラブルだ!〇〇ホテルの裏だ!5,6人いるぞ。』

『おい!いつまで電話してんだよ。早くしろよ。バカヤロー!』

と、相手は凄んでくる。待て待て、お前らの為にやってんだから・・・

A:『スグイク!デンワコノママ!イイネ!』

俺:『はい!はい!』


さーてと、取りあえず行きましょうか!先を歩いていた奴らは10m先で待っている。

トコトコと歩き、相手の前に立った。さっきとは違う奴が、俺を殴ってきた。

マンガみたいに避けられるわけないよな。。。

すると、どこから出てくるのか分からないが、手や足やら、まさに袋叩き状態だ。

それでも、なんとか、相手を払いのけて立ち上がると、『お前、警察に電話したんじゃねだろうな!』

もう一人が、『もしそんなことしてたら、トコトン追い込むぞ!』と、凄んでいる。



『警察よりマズイんじゃないか?』



『うるせえっ!俺らの後ろには凄い人がいるんだぞ!』


『凄い人ねぇ~』と、言うと〇〇語がだんだん近づいてくるのが分かる。


『〇〇サ~ン!』


Aだ!

遅いんだけど・・・


つづく


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