相手に対して、そう言い放つと相手は『金ねぇ~奴には言わないよ~』


と、ヘラヘラと笑っている。



いつもなら、こういう輩とは接触しない。なぜなら、こういう奴は、しっかりと後ろ盾があり余裕を振りまいているから後々、面倒なことになる。


今、考えると、やっぱり精神的にも思考が回らず、何より蔑まされているように感じたからだと思う。


黒のスーツに濃紺のストライプが入ったネクタイをしている。


居酒屋の店員じゃねぇのは確かだ!


言葉からして日本人で間違いない!(余談だがこの街には流暢は日本語を話す外人は山ほどいる)


『お前しつこいとやっちゃうよ』と、相手が凄んできた。


と、いい俺のキャップを手で払った。キャップは3,4メートルのところまで飛んで行った。



こういう輩は、結束力も凄い。あっという間に5,6人に囲まれていた。


俺は、『お前ら何考えてんだ?自分の立場を分かってんのか?』


これは強がりでもなんでもない。こういう輩がかかえている店は大概が営業許可もない店だ。


警察が間に入れば、店ごとやられる。ましてや、不法滞在の外人でも使っていたら、もっと大変なことになる。こいいうタイプは、雇われ店長のケースが多いから、オーナーもペナルティーを課せられる。


『お前、ここに来て何年だ?』


不思議そうな顔しながら、『4か月前からだよ。だからなんなんだよー!』


やっぱり。こいつらものを知らな過ぎる。ここのでのルールや世の中の仕組みを・・・

多分、オーナーに美味いこと言われ、店には女の子がいて、働きやすいだけのものなんだろう。


『いいよ。もう・・・やめとこ・・・』


俺がそう言うと、『ビビッてんじゃねよ!』といい、俺の頬を殴ってきた。

あ~あ! 俺の事、叩いちゃったよ。痛いなぁ~!

しょうがない、年はいくつも変わらないとはいえ、まだ、ガキだ。

『ここじゃ人も多いから裏行こうか!』というと、一斉に『上等だ!』『殺すぞ!』と罵声を浴びせてきた。。。


殺してもいいよ。。。ついこの前、自分で死のうとしたんだから。。。。


つづく


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