あれから何時間立ったんだろう?


外は暗い。


多分、太陽が出ている時間を全て睡眠に費やしたのだろう。。。


昨日の事が、頭をよぎる・・・


生きる事とは、何なんだろう?


ツライ事の現実から逃げたいという事は、そんなに悪いことではないと思う。


だって、今の苦しみは俺にしかわからいものだし・・・


人間、生まれてきて、もう死へのカウントダウンが始まっている。


遅いか?早いか?だけではないか?


生きがいを見つけろとか、外の空気を吸ってリラックスしろとか、そんなこと言うやつ程、この病気の事は理解していないと思う。


でも、昨日一つだけ分かったことがあったのは確かだ!


母が言った『私があなたを楽にしてあげて、罪を償うわ』という言葉!


それだけ、思ってくれている。

死への恐怖というものは、誰にでもあるが、精神的、肉体的に極限に達すると人は死を選ぶ。


俺の場合、それを選んだ時にという大きな優しさがあった。


これは、ホントにありがたい事なんだろう。。。


多分・・・


そう思いながら、ペットボトルごと口にくわえ、水を含み薬を飲みこんだ。


今日は、眠剤も一緒に・・・


カレンダーに赤い丸が付いている。

明日は病院か・・・


そう思いながら、また、眠りの中に吸い込まれた。。。


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