リビングで笑い声が聞こえ目が覚めた


声の主は、近くに住む母の妹家族だ


しばらくすると、トントンと俺の部屋をノックする音が聞こえた。。。



『〇〇~!夕食の時間だよ。』


夕食?


もうそんな時間か!


呼びに来てたのは俺の従兄弟、フミヒロだった。


『開けるよ~』


フミヒロは俺が弟のように可愛がり、小さい頃から一緒にいつもいた。


今は、奥さんをもらい、幸せにしている。


部屋に入ってきたフミヒロは『食事だよ』と言いながらベットの横に座った。


『仕事のしすぎだよ。ちょっと、療養すればすぐ元気になるよ。』といい、俺の手を引いてリビングに連れて行った。


母が、『顔だけでも洗ってらっしゃい』と言われた。


叔母とフミヒロの奥さんがビックリしような顔を隠しているのが分かった。


洗面台で自分の顔を見たとき、血の気が引いた。


これが俺なのか?


なんていう顔をしているんだ?


愕然とした。


そのまま俺は顔も洗わずに、『ゴメン。食欲ないから寝るよ。ゆっくりしていってよ』と言い、又、自分の部屋へ入り、ベットに横たわった。


笑い声で目が覚めたのに、リビングではもう笑い声も聞こえてこない。。。


俺は一人、自分の姿に驚愕し、涙を流した。


もう、誰にも会いたくない・・・・・



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