遊園地にある、ジェットコースター・・・
カッタカッタと急斜面を登り、一気に加速し、天地を逆さにしながら走る
徐々に登り、もう少し、もう少しと緊張しながら加速を待つ
それが、楽しさとスリルのバランスを保っている。。。
それが、何の前触れもなく、一気に天地が逆さまになった
楽しさとスリルのバランスどころか、体のバランスが保てない
倒れる。呼吸が乱れる。死への恐怖が襲ってくる。
ソファアに横になり、必死になりながら紙袋を探す。
主治医が、『大きな目眩がしたら、紙袋を今のように口にして呼吸してくだい』と、先日、言っていた
痛みや痺れさえも超越させる
恐 怖
二時間ほど・・・多分、二時間くらい・・・
落ち着いてきたときに、次にまた来るであろう、恐怖に心が折れる
心の湾曲。心が丸い形をしているのであれば、ごっそりとエグリ取られたような恐怖。
何もかもが、怖く、恐怖で体中、汗をかきながら天井を眺めているしかない自分。
立ち上がる気力さえ失っていた・・・・・
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