薬じゃないの?


なんで、紙袋なの?


・・・・・・?



しかし、1時間もしない頃には嘘のように呼吸が整っていた。



なんなの?



『過呼吸症候群ともいうんだけど、脳内の呼吸中枢が刺激され、多くの酸素を取り入れるため、血の中の二酸化炭素が以上に高くなって呼吸がしにくくなるんだよ』



なにそれ?


過換気症候群?


医師に、『これも鬱病と関係あるんですか?』と聞いてみると『脳からの問題だからね』

と、一言いい、『安定剤は出てるんでしょ』と聞かれたが、自分の事がまだ受け止められ

ない俺は何の薬を飲んでいるのかさえ知らず、横にいた母が『出ています』と答えた。



『では、もう大丈夫でしょうからいいですよ』と言われた。



大丈夫って言ったって、今の薬飲んだのになったんだから違う薬くれなきゃ!


と思いながらも家路につき、その日はなんとか眠りについた。。。


これが、モルモット状態になる第一歩ということさえも知らずに・・・