自分の居心地のよい風景のようなものが目に浮かんでくる。
気を揉むことが、かすかではあっても前進し始めたような気がする。
穏やかな浜辺の風景は、子どものころから無心になっていつまでも眺め見ていられた。
時の流れ方も今のようではなかった。有り余る時間、新しい刺激や経験が欲しくて早く大人になりたい一心だった。
打ち寄せる波の単調であっても複雑な形を描き、時に激しく、伸びやかにやさしく寄せては消えていく映像に、こころは落ち着きを取り戻そうとするのかも知れない。
同じ時を刻んでいるようで、けして戻らない時が刻まれていく。
意識してはいない毎日の呼吸と同じように。
人との関わりも同じようなことがいえるような気がする。
ときに季節のように感情を露わにし、呼吸のように深く、浅く関わるようになる。
一期一会という言葉を理解したのも、大人になってからだ。
ここのところ、初夏を思わせる気温の高い日が続いている。
preciousに日本の夏はすごく暑いよ!というと、
汗かきなので、その汗臭さで嫌われたらどうしようという(笑)
人の持つ体臭も実は、人が結びつく大切な要因の一つだということは周知の事実。
正にこれが広義のホルモンというものなのだろう。
自分たちは知り合ってからとにかく匂いというものを、強く意識するようになったような気がする。
俗な言葉でいうと、ふたりとも匂いフェチなのかもしれない(笑)匂いを嗅ぐと安心するというのは、何とも原始的な様式のようだけれど、
人は知らず、異質・同質なものを見分けるために、匂いで認識しあっている部分が多いようだ。
無臭を好んでいた子どものころとは違うような気がする。

preciousがくれたMariage Frèreのお茶の香りの虜になってから、サロンへよく通うようになった。
女性客が多いのだけど、どういう訳か毎度、横柄な、不愉快な客が来店しているような気がする。
きっと、フランスへの勝手な過ぎたイメージが期待を裏切るからなのか?(笑)
英国式の紅茶で育ってきた人は、最初そのテイストに戸惑うのではないかと思う。
あれだけの種類のお茶のリストから自分の好みを的確に選び出すのは、かなり難しいはずだ。

自分は、季節の料理とお勧めをいつも注文する。そう、遅いランチを一緒に済ませることが多いからだ。
昨日は、二つあるフランスのダージリンで有名な産地の片方の早摘みのものを勧められた。
お店の人が言うのには、緑茶に似た感じがあって、また数量限定なので店頭でのみ提供しているとのことだった。
好奇心から早速、試してみることに。確かに一回目は緑茶の玉露といわれても自分ならわからないかも知れない。
しかし時間が経つにつれ、ダージリンの苦味に変化していった。
数十分の滞在の中で、味わい深い経験ができた。店員の方も私の顔を覚えたようで、ありがたいことに親しみ深く接してくれるのがわかる。
preciousと来店したのが、桜も八重咲きが咲き誇っていた時だった。緑茶をブレンドした桜ティーの味と、香りが未だ忘れられない。
匂いと文化・・・これからも、もっと学びながら、体感していく分野のようだ。
これだけでも十分内容のある書物や文献を探し出すことができそうだ。
私は仕事三昧だけれども、
よい週末をお過ごしください。
Have a great Weekend!!
LUKE

