NHKのこの番組は、いつも本質的な問題提起がある。
今回の内容は、「金持ちになると人間は嫌な奴になっていく」というものだった。
モノポリーというゲームで、一方だけに有利な条件を始めから与えるのだけども、
勝ち進みお金をどんどんと増やしていくと、不遜な態度をとりだし、
さらに勝利するのは当然なのだけど、勝利するためのうんちくを語り始めるというもの(笑)
もしこれが実社会であればと仮定すると、当然ながら怖いという結果になる。
しかしどうだろう?
私はゲームの延長線上に、実社会はブレなく存在しているのではないかと考えている。
勿論、全く同じではなく、様々に形を変えてだけども。
今回、自分の属する業界でも許せない実態を目の当たりにしているため、
FBのWallに意見を述べた。
When I saw this program, I couldn't help but think how simple and ugly human beings are after all. Even in the industry I belong to, I know at least a few people who tried to settle human lives with money. I don't think of them as successful people, but most of them gained much wealth in this industry. They will use any means to justify themselves. In other words, they try to settle everything with money. I hate such ugly people cordially. I suppose no one will like them by choice, but it's annoying that they actually exist. It's not that I genuinely love this job that deals with the human appetite. I believe the job is for enriching lives to recover the richness of the human heart. However, reality is different. I plan to open up my own way with my fiance.
In the past, Japan too had a class society with the emperor at the top. (Although it's a mere shell now, it seems a part of it still remains, but I have almost no interest in it.) But my mother was from a formerly noble family, and a number of hired servants took care of my mother and her two sisters, and she grew up in great comfort. I hear my mother's house was the first in Fukushima to introduce a phone and car. But when my grandfather passed on, since my mother's family didn't have a son (heir), it lost most of its lands after the war in the land reform, and my mother's family fell, in name and in reality.
Such was the fate of the family, but my grandfather had medical care right up to his death, and never refused a nightly doctor's visit. And above all, I'm proud of my grandparents who valued the life of patients above their own. The issues of unequal society are very grave, but I want to agree with living with the use of much wisdom. I'm willing to be a part of that wisdom.
私はこのプログラムを見て、人間とはやはり単純で醜い存在だと思わずにはいられなかった。私の属する業界も人の命を金で解決しようとした輩が、私が知っているだけで少なくとも数人は存在する。私は彼らを成功者だとは認めていないが、この業界で大きな富を得た連中がそのほとんどを占める。自己の正当性を叶えるためにどんな手段も惜しまない。つまり金で何でも解決しようとする。私はそのような醜い人間が心底嫌いだ。誰も好んで好きにはならないだろうけれど、現に存在するのだから困ったものだ。私は人の欲を扱うこの仕事を心底愛している訳ではない。人のこころの豊かさを取り戻してもらうため、人生をより実り多いものにしてもらうための仕事だと思っている。しかし、現実は異なる。私は私の道を婚約者と共にこれから切り拓いていくつもりだ。
昔の日本にも天皇を頂点とした階級社会が存在した。(形骸化していても、一部にはまだ存在しているようだ。しかし私は全くといってよいほど関心はない)しかし私の母は元貴族の出、使用人が何人も私の母親の世話をし、子どもの頃は何不自由しない生活を送っていた。電話と車を真っ先に導入したのも、母の家が福島では一番早かったと聞かされている。しかし祖父を失い、男子(世継ぎ)のいなかった母の家は、戦後、農地改革により、そのほとんどの所領を失うことになり、名実ともに母の家は没落した。
しかしそんな家運であったけれど、自らの死の直前まで診療し、また夜間の往診を拒まなかった祖父。そして何より自分の命より患者の命を大切にしていた祖父と祖母のことを私は誇りにしている。格差社会の投げかけるものは、とても深刻ではあるけれど、多くの知恵を使って生きていくことに私は賛成したい。私はその知恵の一部になることを厭わない。
Wallにupした途端、まさかまだシャワーを浴びていたはずのpresiousがすぐにlikeを押して、「あなたの意見に完全に同意します。あなたの祖父に強い尊敬の念を抱いてます」とメッセージを送ってきた。
私も「ありがとう。君がいるから僕は勇気を持てる。君あってのことなんだ感謝してるよ」と返事を送った。
振り返れば、私たちは上にバカが付くほど潔癖なのかも知れない。
しかし、これだけは曲げられないというものがある。
それは金に支配されない人生だ。貧しくとも卑しくは生きたくない。
私たちはこの最も基本的なところで深く結びついている。
だから、私は生涯、preciousを大切にしていきたいと思うことができたのだと思う。
