1週間ほど前にJulienからクリスマスのグリーティングカードが届いた。
いつも思うのだけど、メールなどのフォント文字とは異なり
手書きの文字は本人の筆致から、その時の状況が目に浮かぶような気がする。
毎日のように話をしていても、航空便に使う'Par avion'という文字
(航空便で、というフランス語)が、その物理的な距離感を改めて感じさせる。
カードにはルイ16世の肖像画が描かれていて、
Julienいわく、誤解を受けた王だったけれど僕は好きなんだと
書き添えられていた。
フランス人のようにフランスの歴史には詳しくないが、
激動の時代を生きた、立派な啓蒙専制君主だったようだ。
もっともギロチン台の上で最期を迎えるのだが。
好むと好まざるを問わず、歴史の舞台に引きずり出された人々は、
数奇な運命を演じ、または演じさせられ、舞台を去っていく。
真実は現代の私たちではなく、時の証人たちしか知りえない。
しかし、私たちはそれらを謙虚に学ぶ必要がある。
私はクリスマスカードに自分が使用しているものと同じ
クロスのペンダントを同封していた。
selective examを終え、パリから戻った時に届いてたようで、
その時も礼を言われたのだけど、
今朝は、また礼を言われてしまった。
なぜなら、自分はカトリックの信仰が厚いという。
私は土曜も日曜も仕事をしている人間だ。
熱心なクリスチャンではない。
でも、私も同じクロスを持っているんだよ。
と言うと、驚いたようだったがその理由がわかったようで、
無邪気さを伴った嬉しさを伝えてきた。
日本人が西欧の文化や文物を貪欲に受け入れていることは
肉体がある限り、きっとなかなか理解できないものではないかと思う。
しかし、私には確信していることがある。
信仰を超えても結びつかせるものがあることを。
魂の旅はいま始まったものではないということを。
God bless you+