わたしの心は痛む
その人が絶望という列車に乗ってしまったことに
体に傷を負った子どもをみたとき 心は震える
救える弱者を救済できなかったとき わたしの魂は凍える
診療を終え、帰りの電車の中でポツンと
とり残されたような少年を見た。
顔つきからは中学生のように見えるが、
体つきは小学生のように小さく、か細い。
ビスケットを申し訳なさそうに食べていた。
見て見ぬふりをしながらも、気になってしまう。
彼の寒々しい服装や肉体からにじみ出てくるものは、
明らかに低栄養状態、
そして虐待とネグレクトを受けていることが
容易に想像された。
豊かさを享受できないのは、いつでも弱者である
力なき子どもたちなのかもしれない。
遠くの不幸を嘆くことも大事だけれど、
近くの、より身近なところでの大事を看過しないことは
大人たちにとって、もっと大切なことではないだろうか。
LUKE