ということで、今回はシンハラ語の一覧表に無い音で、私が知っているものを紹介しました。
一覧にないものの中で特に重要なのが『ハルキリーマ』という記号。
基本的にはアルファベットの『P』のような記号を、文字の右上にくっつけます。
前回、子音はその文字単体では『あ行の音』になると説明しましたが、この記号をつけると『あ』の音が消えるという効果があります。
例えば『か=KA』なら、『A』が消えて『K』だけになるということ。
シンハラ語で書くと『ක්』になります。
この時の発音は例えが難しいんですが、英語のフォニックスの音に近い気がします。
『ක්』だと、『っく』みたいな音です。
そしてこの『ハルキリーマ』の音は、日本語で言う『小さい"つ"(促音)』の役割もあります。
例えば、年上の女性を呼ぶ時に使う『アッカ』という言葉の『ッ』も、このハルキリーマを使って表します。
シンハラ語で書くと『අක්කා』。
一覧に載っていない割に、とても使用頻度が高い記号なんです。
そしてもうひとつ。
たぶん文語の表現なんですが、街を歩いてるとよく見かける記号があります。
名前はわからないのですが、文字の下に『◡』と書くもの。
この記号が付くと、文字の後ろに『RA』の音が繋がります。
ただこの時気をつけなければいけないのが、『ハルキリーマをつけた音に繋げる』ということ。
『か=ක』の場合、『からぁ』ではなく、
『っく=ක්』+『らぁ』で『くらぁ=ක්ර』という音になります。
ちなみにこの『◡』の記号は、『う、うー行以外』に使われます。(と、サンちゃんが言っていました。)
『う、うー行』は、それ専用の記号があって、これは一応一覧に載ってます。(英語の『a』みたいな記号。)
ややこしいです。
そして最後。
『ビンドゥ』という記号というか文字というか。
書くと『○』で、見たとおりただのマルで、これは『ん』の音を表します。
サンちゃんの名前は本名の一部なのですが、サンの『ン』もこの字を使います。
名前でよく使われる文字らしいです。
他には、数字の『ゼロ=0』を『ビンドゥワイ』というのですが、この『ン』も『○』を使います。
こんな説明で伝わりますかね。
よくわからなかったらごめんなさい。
あともし間違いがあったら本当にごめんなさい。
次回からはたぶん、子音のそれぞれの列の説明に入れるかな?と思います。
とりあえず日本語に倣って、か列から行こうかなと。
それでは〜