先日、講演会に参加してきました。
あくまで、私というフィルターを通して得た内容を簡潔に、記録として書き記すので、興味持っていただいた方は、詳しく調べていただけると嬉しいです。
「石岡繁雄とナイロンザイル事件」
①石岡繁雄は物理の教師
旧制中学の時に山岳部をつくり、卒業後も「岩稜会」という全国でも登山界で有名な団体を発足させている。
②当時の画期的新商品「ナイロンザイル」を登山に使った事で、死亡事故発生 実弟を失う
③丈夫と謳われた商品。被害の原因はどこにあるのか、真実追求し始める。
④企業は、使う人の取り扱いに問題があったとして、商品の非は認めない。
⑤大学の教授も公開実験に乗り出したが、企業に不利となる結果は出さないよう岩壁を面どりし、不正したもので公開実験したため、社会的に被害者側が追い込まれるようになる。
事故から、人為が加わった事件となる。
⑥教授を訴えるに至るが、権力、癒着などで不起訴となる。
⑦この事件の問題を題材として、井上靖著「氷壁」小説となるが、本来存在しない恋愛を含めたものとなっている。
⑧教授「事故原因を調べる為に行った実験ではない」と言ったことで、和解できなくなる。
⑨しかし、事故は続く‥
個人で実験を繰り返す。ナイロンザイルが鋭い岩角に弱い事を知ってほしい。
⑩安全に使えるように、緩衝装置を作ったり、安全基準を作るよう働きかける。事故が起きないよう山岳教育に力を入れていく。
《個人的に感じた講演内容の意図》
〇社会は思うようにならない事ばかりだけど、事件事故をプラスにもっていく志大事。
志とは、真理、正義、思いやり、命を守ること。
〇この事件は、癒着、隠蔽、改ざん、捏造で起こっており、それらは過去のものではない。
アレとかアレとかアレとかアレとかそんなものばかりだから気づいてね。(自動車会社の不正検査の写真とかが使われていました。)
こんな感じかな。
話を聞いていて、昔というか、戦後は、紙媒体が割と自由に報じられてたのかな?と感じました。
やけど、現在は、漫画とか新聞とかテレビって、バックに力のある組織的な意図があからさまというか‥大概偏った内容しか目に触れないから、本当に酷いものだと思います。
真実もまだ探せばあるし、個人の視点もまだ発信出来るけど、辿り着けなくなってきてる感があるのが怖いです。
あと‥この講演を聞いて、私はワクチンのこととか、STAP細胞のこととか、紅麹や梅肉エキスとか思い出したけど、自分の触れる情報だったり、興味のあることでしか気づけないし、合っているかもわからない。
世界のほとんどが自分の知り得ないことばかりだと思うと、‥気づける自信もないし、今回この話を聞いた人それぞれも、何をどう感じたかはわからないから‥
どれだけの人が疑問をもてるのかとか、その問題を解けるのか、沢山の人で共有して、良くしようとする作業ってできるのかとか‥難しいなぁと思いました。
ただでは起きない精神というか、
プラスに持っていこうとする力って、
大事だなー素敵だなーって思ったけど、
いやはや能力というものには個人差あるし、難解この上ない。
私に何が出来る?何がしたい?そんなことばかり最近考えながら、
ただただ遊び消費活動してる。
YouTubeとか見てても、万人受けとか需要とか商売とかと、個人の主張って相反するのを感じるというか‥
一般的に頭の良い人が、官僚だったり、政界にいっぱいいるはずやのに、どんどん悪くなっている日本自体が闇でしかなくて。
あと、講演会の人、執筆活動してて、明治のハワイに移民した日本人が奴隷のような生活していたことをチラッと話してました。
真面目な人が、優しい人が、努力してる人がちゃんと報われる世の中のしくみを作ることってできないのかなぁ?どうしたら作れるんだろう?
