大西学園吹奏楽部 my favorite things は、かなりイケてる と思う
日曜日の夜遅く、屋根裏アトリエに籠って秋の作品展の準備下書きをしながら、京都橘高校の台湾ステージ公演をチラ見していたら、橘を見るのが中心になって、結局、うっかり最初から最後まで見てしましまった。
数回に渡り、ローズパレード出場を果したこの高校は、オレンジの悪魔としてすっかり有名になってしまって、
独自のダンシング演奏スタイルはは、数多くの高校吹奏楽部に大きな影響を与えた超有名校で、可愛いオレンジ色のミニスカユニホームには絶大なファン層がついています。
4年前に顧問の先生が変わられて、どうなるか? と一時は心配?もしておりましたが、
そんな心配は杞憂で、 以前は、エネルギーで乗り切る ような 若さパワーでどんどん行くような
感じも多少、ありましたが、
今回の公演を聴いて、演奏が丁寧、かつ音楽的になったような印象を受けました。
曲の編曲も大変だったたは思いますが、結構レベルの高い編曲です。
まあ、すごく立派になったね!! です。
さて、大人数の演奏に堪能した後、 ちょっと気になって、大西学園演奏の My Favorite Things JAZZアレンジ
を再度聴いてみました。
2024.03.16 大西学園中高等学校吹奏楽部/おんまち・みぞのくちライブ
以前、少ない人数でがんばってる と応援してますが、 この曲は、JAZZで演奏する場合、実は、この程度の人数の方が、
効果的で 聴かせるのではないかと思いました。
個人の演奏レベルが高い事はが前提ですけど。
この曲は、皆さんご存知の通り、ミュージカルのサウンド・オブ・ミュージックの中の1曲で、
リチャード・ロジャースの作曲です。 後に、ジャズの巨人? コルトレーンがこの曲を演奏し、
モダン・ジャズの曲としても有名になりました。
この曲は、モダンジャズっぽいクールで素敵な和音を響かせてくれるのが魅力なんですが、
僕にとっては面倒なコードの連続で、ほとんんどすべてがマイナー、メジャー問わず
7th, 9th,で、♭5 ♭9 とか くるくる出てる、下手なアマチュアピアニスト泣かせの一曲です。
大西学園の場合、こじんまりした人数が、こういうサウンド出すには向いている感じがあって、
まあ、JAZZクインテットっぽい各楽器の個性を出した演奏がされているわけですね。
これがビッグバンド位の編成になると、もっと楽器の音が厚くなり、大人数の吹奏楽団になると、
音が重厚になって、やはり超ビッグバンドサウンドになるわけで・・・
まあ、そんなわけで、大西学園の my favorite things JAZZ 好きオジサン としては、
若いのに けっこー イケてるよねー と感じしてる次第です。
さて、my favorite things JAZZスタイルの演奏を、ネットに上がっている他の吹奏楽団を
聴いてみましたが、アドリブも含めて、大西学園の子たちのほうが、クールにモダンジャズしてる
感があり、サウンドもジャズクインテット+ ぽくて、素敵な演奏してくれてますね。
途中で入ってくるヴィブラフォンのアドリブっぽい所も結構、クールでいい感じ。
まあ、総じて、各楽器のアドリブ部分は上手ですね。
この アドリブ 部分は、吹奏楽部の体質というか
構造的弱点で、なかなか難しいのです。
あ楽譜通りきちっと演奏できることは、最も基本的部分ですが、
その上で、音楽的にノルのは また別の事のようなので・・
少人数のメリットは、トランペット隊、サックス隊とか
人数が多きく音が大きい楽器隊が、同じ楽器の息とノリを合わせる
事に気を遣う必要があまり無い?という事もあるのでしょうか?
アレコレ、勝手な個人的感想を書いてますが、
識者の方のご意見をお待ちします。
他の人数の多い吹奏楽団では絶対にできない好演奏で、
仮に、人数の多い吹奏楽団が、 人数減らしてこの曲を演奏したら、途中で演奏崩壊しそうです。
贅沢を言えば、演奏を3倍伸ばして、もっと長い時間、勝手に各楽器でアドリブ決めてくれれば、
楽しいと思いました。(これはJAZZオジサンしか受けないので、真に受けないでください)
この時の構成
フルート 1 一人フルートでセンター支えがんばってる
ソロ上手
クラリネット 2 トランペットがいないので、音の小さいクラリネットで
メロディー支えて頑張ってる。 ソロ上手
A サックス 1 一人サックスでがんばってる ときどきクラに持ち替え?
ホルン 1 一人ホルンでがんばってる
ユーフォ 2 アドリブ上手 2人でメロディーも支える。
テナーバストロンボーン 3 中低音ハーモニーを支える3人娘隊。ソロも上手。
チューバ 1 一人で低音を支えてがんばってる
ここまでで、管楽器隊11人!!
パーカス 5 忙しく良い仕事をこなす。 ドラムはパワー満載でがんばってる。
ノリもよい。
ヴィブラフォン JAZZっぽい演奏お上手。
総勢、16人?
パーカス隊が映像の端っこだったのでよく見えず、人数カウントが間違ってるかもしれません。 間違っていたら御免なさい。
独り言
この編成で 楽譜に手お入れる編曲も大変なお仕事。ご苦労様です。
一人しかいないパートって、間違えるとすぐわかっちゃうから大変だよねー。 みなさん、間違えないのはすごい。
中高吹奏楽部とありますが、この16人の中に中学生の方も参加されてるのでしょうか?????
てな事考えてるうちに真夜中になってしまった!