おいらの、初めてのカメラ の思い出 My First Camera
トイカメラの事を書いていたら、子供の時に使っていたMyカメラを数十年ぶりに、思い出した。
オイラがご幼少のみぎり、最初に使い始めたカメラは、 ライカのIIIFズミクロン50mm である(激爆
レンズは一時的にエルマーが・・
オイラの親父が使っていたカメラがライカで、小学生3年の遠足の当時、カメラがほしい と騒いだら、
これを使えと渡されたのが、このライカIIIFだった。
このライカは、オイラがもの心ついかことから、我が家でつかわれていた、家に1台しかないカメラで、オイラは、ライカは世界で一番えらいカメラで、ズミクロンの50mmは、神様のレンズ と言い聞かされ、そう信じこんでおりました(爆 でもね、最近、やっぱり、そー思うのよ。 で、幼児のときから、勝手に使っていたカメラなんだよ。
このカメラは、幼児にとっては、手ごわいカメラで、
1、フィルム装填は、大人でも面倒・・・これは練習して、こなした! 指が小さいとべんりなことも。
薄いメンコを使いました。
2、ファインダーと、距離計ファインダー(レンジファインダー)が別々にあって、覗かないといけないファインダーが2個もあるのは、面倒だけど、2個もあって、えらいと素直に思ってました。 なんだか、メカ的にカッコいい。
二重像合致式は、なんだか兵器っぽい。
3、レンズが沈胴式で、これまた、合体メカっぽくって、えらいと思いました。
4、レンズの見た目と名前が格好よいと思いました
5、すべて手動・・・露出計なし・・・既に世の中では自動露出カメラがあるのを知りませんでした(爆
後年、絞りは5.6以上にして、3mあたりに距離をあわせ、置きピンで撮ればいいのだと分かり、がっくりきました(爆
6、幼児には、撮影済フィルム巻上げがつらいです。大人の助けを借りないといけない。
7、黒くて薄い皮手袋をして使うと、かっこいい と思ったが、そういう手袋は持っていなかった(残念爆
不思議なことに、子供でもなんとか撮れるもんで、今年の1月に、当時のネガが発掘されてたら、ちゃーんと
当時の愛犬の犬写真が撮れてるのには感動した。
で、困ったのは、遠足にもっていくと、先生が、親のカメラを勝手に持ち出したと思い、いつも怒られてしまう事んなんだ。 ま、信じてもらう方が難しいよね。 で、親父も、まあ、よく小学生にライカを持たせたもんだ と思うけど、その心理はいまだにわからん。まあ、嫌な子になってしまったわけで、子供のくせに、ほかの大人に、おじさんのカメラのレンズはズミクロン?とか言い放つ子供はかわいくないよね(爆 当時、相当数の大人に嫌な思いをさせたと、反省しとおります。
で、いつも先生におこられていたオイラは、親父に嘆願し、ようやく手にいれた 子供らしいカメラ が、START35という安っぽいベークライト製のTOYカメラである。
このカメラ、一瞬うれしかったけど、使ってみると、最悪だ と思った。 とにかく、うつらない(爆
距離計も、ピンとあわせも無い。絞りとシャッタースピードの調整も無い・・・
固定焦点、固定露出、シャッタースピード1/30固定
ファインダーは 単なる穴窓。 ああ、いくらなんでも、子供を馬鹿にしてると思ったね。
フィルムも変なお子様サイズ。
で、このカメラは幼い弟に進呈し、再びライカに戻ることになった。
このTOYカメラ、北米ではプレミアムが付き、このカメラ数台でIIFの中古ボディーが買えるという、おかしな時代に。
で、この結果、こんにちのオイラが出来上がってしまったわけである。
ズミクロン と発音すると、失われし時を求めて の冒頭のマドレーヌと紅茶じゃないけど、
おいらの幼少体験が、どどーっと押し寄せてくるんだぜ(爆
ライカで初体験をしてしまった悲劇で、カメラの質感とか、シャッター音とかが刷り込まれたライカIIF基準なので、ほかのカメラが安っぽく思えるという問題がある・・。
大きさも、子供の手には、当時のサイズの1眼レフよりなじむしね。
で、このカメラの最大の欠点にきがついたのは、中学生のときで、超望遠で、女の子 の撮影ができない・・・・
という、中高生にとっては最大の問題で、こんなわけで、中古のペンタックス と、タムロンの中古の望遠レンズ と ケンコーのテレプラス という、当時の中高生がたどる道をオイラもたどってしまのだが、再びライカに戻るのは、それから数十年もたったあとのことでした。
このライカ・・まだ大切にしまってます。(爆