写真と撮らないワケ 絵を描かないワケ
金曜日に、学生のときに下宿からの夜逃げを手伝ってあげた、学友のN君からしばらくぶりに電話をもらい、
八重洲にて、「昼飯会議」(いわゆるランチ・ミーテイングではないです)をすることのなった。
食後、番茶をすすりながら、(これで、昼飯の実態が知れよう)
N君は光学機器メーカのデザインの親分 という関係上、写真の話になったんだけど、
メーカーの写真部の方々が撮影した とてつもない量の持ち込み写真を鑑賞してあげなければいけないらしい。
これは仕事じゃなくてね、要は、美術系出身の親分に、自分の撮った写真を見て、ちゃんと評価してもらいたいので、持ち込みが多いつーことらしい。
オイラと違って、よく人間ができた君は、かならず誉めたコメントを付けて戻してあげるんだそうだ。
どんな写真でもいい所はあるし、それなりに名人もいるんだよ・・とのことだ。 えらいね。
オイラが、それって、カメラ雑誌の作例写真とか、いま流行のオサレ写真ぽいやつじゃないの?
と突っ込みを入れると、笑って、実はそーなんだけど、それなりに撮れてると思うんだよ と理解のある発言。
やっぱりえらいね。おいらだったら、なんか言ってしまいそうだ。
N君が何で写真を撮らないか・・・つうと。
まあ、あいつは、おいらよりデッサンの腕は格段にうまく、とにかく、できるやつだったんだけど、本人いわく、
それだけ、どんな美術分野でも、ちゃんとした作品作るのは、生半可じゃできなくて、やればやるほど大変な事がわかるので、写真も生半可にはできなんだ・・といいやがった。
同じ理由で、絵も描かないんだよ。
本人の望みは、陶芸なんだそうだが、これは昔、中途半端に取り組んだので、そのリベンジらしい。
まあ、すごくマジで、なんでも手を付ける軽薄なおいらとは正反対な生き方だ。
もっと楽しんで、軽い気持ちでやればいいじゃん という気もするんだけどさ、
あいつも気持ちは、それなりにわかるだよ。それが、オイラが作品としての絵を描かない理由なんだわさ。
まあ、古いやつらだとお思いになっておくんなさい(爆