Iコンピュータのデザイン エリオット・ノイスとポール・ランドの偉業 | ektarのピントグラスな日々・デザイン備忘録

Iコンピュータのデザイン エリオット・ノイスとポール・ランドの偉業

ポール・ランドの手になるIBMのロゴを眺めていたら、エリオット・ノイスの360シリーズの工業デザインと切っても切れない関係にあることを思いだした。

オイラの記憶によれば、ノイスが本体のデザイン中に、「ロゴはポ-ルにデザインさせなよ」とコメントして、あのロゴが生まれたんだけど、ノイスの目指していたIBMの革命的コンピュータ360シリーズに求めたシンプルかつ高IQを感じるイメージとぴったしだったわけだ。


360logo


IBM360シリーズは、1960年代の初頭の初の全周辺機を含めてシステム化されたコンピュータで、360度の全方位のビジネスに使える事を売り物にしたんだけど、工業デザイン的にも、それまでの、ぬめーっとした、冷蔵庫の親戚みたいな50年代のBクラスSF映画イメージから脱却し、理知的で、直性が基調の、インテリジェンスを感じさせる工業デザインとして、完成された姿で登場したんだね。


見よ! IBM 360-40 操作パネル
panel


塗装色は、IBMブルーのほかに、赤、黄、チャコールグレーがあり、イームズがデザインしたハーマン・ミラーのアクション・オフィスシリーズのカラーリングと同じだね。



36040



まあ、その後の汎用計算機のデザインのお手本になって、日本メーカはじめとして、あらゆるメーカーがぱくったお手本ともいえる。でもさ、表面的なデザインをぱくってもNGで、エリオット・ノイスのモダン・デザイン哲学を理解しないといけないんだけどさ。


歴史の残るコンピュータのデザインがあるとすれば、ノイスのIBM360と、フロッグデザインのNextQUBEで、

実はデザイナー好みのMacは、Nextの出涸らしみたいなものだということは、ここに書いておこう。

実は、アップルを追い出されたジョブスがつくリ上げたNextQUBEのデザインは、純粋なドイツ工業デザインで、黒い四角い、スリットの入った塊 というイメージのご先祖様に、1970年代中期のドイツIBM製の「工場生産管理端末機」があって、これが、密封ケースを使用して、放熱のために、スリットいっぱいで、真っ黒 というシロモノで、まあ、ゲルマンの血が生んだデザインかもなあーとかも思うのだった。この端末の写真を探してみようね。


ここ数日、ポ-ル・ランド先生の本のおかげで、先祖返りしてモダン・デザインの旗ふってるるオイラです。

これからすると、ポスト・モダンって、カスだったようなきがするぜ。