Krush82 | DOCROMANCE - EKPUAのブログ

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 格闘技とエクプアの活動……

◎鈴木宙樹 対 中澤良介
鈴木はペルー人とのハーフ、中澤はなんと16歳。体格に勝る鈴木が2Rにハイとボディを効かせて判定勝ち。共にパンチ、キックのバランスがよく手数も多く、プレリミナリーファイトとは思えない好試合だった。

◎大木渉人 対 瓦田脩二
瓦田は多少雑ながらアグレッシブに前進するが、大木は常時下がる上に手数もなく、アマチュア臭が漂う。2R、強引に詰めた瓦田が右パンチでダウンを奪い、ラッシュをかけてノックアウトした。

◎佐藤正和 対 山田泰士
2Rまで山田が鋭い蹴りとスムースな動きで試合を支配するが、倒すには至らない。これはまずいと踏んだ佐藤は最終ラウンドにパンチオンリーで前に出続ける。山田は同門の久保優太のようなスタイルだが、あんなにうまく避けたり攻撃したりできるわけもなく、最終的にはクリンチでの逃げを繰り返す。前半の攻勢が評価されて判定勝ちしたものの、微妙な試合になってしまい、見ている方はつらい。

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◎杉本仁 対 OD・KEN
緊張がないのかにやけるオーディーケン。シャープなパンチを繰り出し威力充分だが、杉本はよく見て左フックを合わせる。2Rにはオーディーケンの顎に右をぶち込みダウンを奪った。立ち上がったオーディーは頑張ったが、杉本の脇に入ってからの左ハイが炸裂で勝負あり。本戦1試合目から盛り上がった。最後の蹴りは縦の角度も横の角度も恐るべきものがあった。

◎稲石竜弥 対 石田勝希
稲石は階級を上げたのに、石田よりも一回りでかい。特に倒すような攻撃を当てるわけではないがやりにくさを発揮し判定勝ち。でもこれで勝ちになっちゃうんじゃあな~石田は痛恨の戦線後退。

◎桝本翔也 対 朝久裕貴
朝久兄弟参戦が決まったとき、SNS上の反響は驚くほど大きく、待ちわびていたのは自分だけではなかったと驚かされた。1Rは猛然と攻撃を仕掛けた朝久がボディを効かせるのだが、距離が近すぎる。左フックで桝本がダウンを取り、最後までこれが響いてしまった。いくらなんでも行き過ぎ。KOできないと宮田プロデューサーに言われたのを気にしたのだろうか。

◎大岩龍矢 対 朝久泰央
1Rに微妙なダウンを奪った朝久。しかしそれがなくてもインローとミドル、前蹴りで完全に消耗させての判定勝ち。あまり見せない上段の膝もよかった。倒すには至らないが、これからですよ。まだ19歳だし、試合は面白いので、いいと思います。

◎出貝泰佑 対 金子晃大
意外に出貝がやりづらさを発揮し、苦戦してしまった金子。軍司にもディスられたのをタイトルマッチでやり返してほしい。出貝は前手を伸ばして突進を防ぐ効果的な作戦をチョイス。あれをやられるとたしかに入りづらい。金子も遠目からの左ミドルに頼らざるを得なかった。しかし、あの作戦でどうやってポイントを取るのだろうか?

◎瑠輝也 対 恭士郎
ドンザーチーをKOしてもタイトルマッチを組んでもらえない男がうっぷんを大爆発。全ラウンドでダウンを奪って大差判定勝ちした(3Rはガードの上に見えたが)。蹴りの威力と瞬発力は素晴らしい。3Rはやや動きが落ちたが、あれだけやられても前に出続けた恭士郎がむしろよく頑張ったという感じ。瑠輝也はモンスターのような怖さを感じる。目がよく体が強く運動量の多いウェイルイや功也が相手だとわからないが、佐々木大蔵はかなり簡単に倒すと思います。

◎ゴンナパー・ウィラサクレック 対 林健太
ゴンちゃーんという女性の声援が飛ぶ。外国人選手が人気になるのはとてもいいことだ。強烈な左の蹴りを叩き込み、前に出た林に得意の右カウンターを入れて一撃KOした。まあそうですよね。

◎寺戸伸近 対 久保賢司
寺戸は打ち合わず、回ってローキックが中心。予想通りだが、動き方がうまく、久保は端に詰められない。2Rに入るとさすがにローのダメージが見える。久保も蹴り返すのは良いが、詰めてのパンチ連打に持ち込めず劣勢。3R、遂に寺戸をとらえた久保は、得意の連打でKO寸前まで追いつめる。寺戸は常軌を逸した打たれ強さで倒れず、判定はドロー。延長は久保有利と思われたが、なんと寺戸は驚異のダメージ回復を見せ、回ってローという戦法に戻すという恐るべき底力。延長判定で寺戸が勝利した。久保賢司は引退して後進の指導に専念するそうで、非常に残念です。