種子島! | コーチが聴く!自分で地図を描く人たちの知恵

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屋久島からジェットフォイル”トッピー”で、種子島に到着。
ちなみに”トッピー”とは、地元の方の言葉で「トビウオ」のことだそうです。
本当にタネのような形をした種子島、屋久島が丸くて高低差2000m近くあるのに比べ、たいら~な島です。

種子島といえば、鉄砲伝来の地。
歴史で習った時は、”偶然”台風に遭遇したポルトガル船が流れ着き、積んでいた鉄砲が”偶然”伝わった、ような印象を持っていました。



どうも違うようだ・・・。

もともと種子島は、良質の砂鉄がとれることから、腕のいい鍛冶屋がいて、強い火力を生み出す良質の炭を生産していたそうです。
だからこそ、初めて見る鉄砲を自分たちでも創ることができた。
種子島漂着、偶然にしてはできすぎている。

そして当時若干16歳だった領主が、鉄砲にいち早く着目して、現在のお金にして一丁につき1億円という大枚払って、譲り受けたというのだからすごいですよね。
このあたりの話は、トッピーから降りてすぐ近くの、鉄砲博物館で詳しく学べます。

漂着したポルトガル人が助けを求めてやってきた時、見たこともない色の瞳や髪を持つ外国人と遭遇した人は、どれだけ驚いたことだろうか。
それでも最初に出会った人が何とかコミュニケーションを交わしたおかげで、歴史は大きく塗り替えられた。
時に歴史は、こうやってほんの一握りの人の肩にかかってくることもあるのですね。

ちなみに、鉄砲博物館の道路をはさんで向かい側にあるおみやげ屋さん。
小さいですが、そこで売っている”紫芋ソフト”が絶品でした。地元のガイドさんもおすすめ。

夜は星がきれいだった・・・。シアワセ。
さすが南の島。オリオン座もおおいぬ座もずいぶん上の方にのぼっています。
カノープスも見えておかしくないなぁ、と思いつつ、どれだかわかりませんでした。

明日はいよいよメインイベント。種子島宇宙センター見学です。