こんにちは。価値言語化コンサルタントの吉村利恵子(りーさん)です。
わたしはこれまで、400件以上の補助金事業計画書の添削をしてきました。
最初こそ採択率は低かったものの、試行錯誤を重ねていくうちに、気づけば2年目以降は採択率90%を超えるようになっていきました。
「この経験があれば、多くの人の役に立てる」
そう思って、情熱を注ぎ込みながらコンテンツを作ったのです。
- 補助金採択率UPのフォーマット
- 申請書が仕上がる合宿企画
- YouTubeアニメーション動画(もちろん自作)
何十時間もかけて作りながら、わたしは本気で信じていました。
「これさえ届けられたら、みんなの力になれるはずだ」と。
ルールが変わった瞬間、コンテンツが“ゴミ”になった
ところが、現実はとても厳しいものでした。
補助金の世界は、毎年ルールが変わります。
審査項目も、求められる視点も、加点の考え方も、少しずつズレていきます。
ある年は「革新性」が重視され、
次の年は「地域性」が評価される。
書き方の「概念」自体は変わらなくても、
評価される「ポイント」が変わるだけで、
それまで作り込んだコンテンツの価値は一気に下がってしまうのです。
その結果、がんばって作ったYouTube動画も、
気合いで作ったフォーマットも、
時間が経つほどに「もう今のルールには合わないよね」と、使いものにならなくなっていきました。
つまり、更新し続けなければ価値を保てない
「消費コンテンツ」だったのです。
「やり方」は、あっという間に消費される
この経験から、わたしは痛いほど実感しました。
「やり方」「ノウハウ」は、消費される。
- 最新SNS攻略法
- 〇〇で稼ぐ方法
- △△の裏技テクニック
こういった情報は、「今」は確かに役に立ちます。
でも、プラットフォームが変われば終わり。
ルールが変われば、あっという間に古くなります。
きっとあなたにも、こんな感覚があるのではないでしょうか。
- せっかく学んだ内容が、半年後には使えなくなっていた
- 情報を追いかけるほど、しんどくなってきた
- 時間をかけて作ったコンテンツが、すぐに埋もれてしまう
これは、あなたの努力が足りないからではありません。
「やり方」を軸にしたコンテンツは、そもそも消費されていく前提で作られているからです。
では、時間が経っても価値が残るコンテンツとは?
ここで問いを変えてみます。
それでも、時間が経っても価値が残るものは何か。
答えは、わたしが呼んでいる「資産コンテンツ」です。
- 考え方
- 原理原則
- 思考の構造
- 普遍的な視点
- 変わらない本質
これらは、時代が変わっても、プラットフォームが変わっても、価値を持ち続けます。
補助金の例でいえば、本当に伝える価値があったのは、
「申請書の書き方」ではありませんでした。
- 事業を言語化する力
- 審査員に伝わる思考法
- 読み手の頭の中を想像する視点
こういった部分は、10年経っても色あせません。
わたしがあの時、本当に届けたかったのは、
ノウハウではなく「考え方」だったのです。
必要なのは「コンセプト」と「ファネル」という土台
もうひとつ、大きな学びがありました。
それは、わたし自身がコンテンツを「点」で作っていた、ということです。
- この動画を作ろう
- このノウハウを教えよう
- このPDFを配ろう
もちろん、どれも悪くはありません。
ただし、点は点のままでは人を動かしにくいのです。
大事なのは、点を「線」に変えること。
● コンセプト設計(軸)
「何を」「誰に」「どんな価値で」届けるのか。
ここがぶれていると、どれだけコンテンツを量産しても、読者には「結局この人、何の人?」と伝わりません。
● ファネル設計(導線)
コンテンツを、次の流れでつなげていくことです。
- 認知:あなたの存在を知ってもらう
- 興味:価値を感じてもらう
- 信頼:実力や姿勢を伝える
- 行動:商品・サービスの申し込みにつながる
この「流れ」があると、
発信に一貫性が生まれ、
読み手は少しずつあなたを信頼し、
やがて「この人にお願いしたい」という気持ちになります。
逆に、この土台がないまま発信を続けると、
- 頑張っているのに成果が出ない
- コンテンツを作っても反応が薄い
- そもそも、何を発信すればいいか分からない
こんなループにはまりがちです。
あなたのコンテンツは「消費型」?それとも「資産型」?
いま、あなたが作っているコンテンツはどうでしょうか。
- 消費されて終わる「消費コンテンツ」
- 時間が経っても価値が残る「資産コンテンツ」
どちらが多いでしょうか。
もし今、
- 発信しても反応がなくて、正直しんどい
- がんばっているのに成果につながらない
- 自分の価値をどう表現すればいいのか分からない
そんなモヤモヤを感じているなら、
変えるポイントは「やり方」ではなく、
コンテンツの構造と、そもそものコンセプトかもしれません。
消費される発信から、「積み上がる発信」へ
時代の変化に振り回される「やり方」だけの発信から、
揺るがないコンセプトと、戦略的な導線をもった発信へ。
あなたが持っている専門性や経験は、本来、短命で終わるものではありません。
見せ方と組み立て方が変わるだけで、「資産」として積み上がっていきます。
この気づきが、あなたのビジネスとコンテンツづくりを
少しだけ違う角度から見直すきっかけになれば、うれしいです。
