2019年5月、車いすの父と一緒に日本一周クルーズに行ってきました。
いろいろな方のブログ情報で助けられので、車いすでクルーズ参加を考えていらっしゃる方の参考になればよいなと思いブログアップします。
「車いす利用」という言葉はもちろん知っていましたが、実際に「車いす利用」と言っても、ひとくくりにするのはむずかしい。
今回は「歩けるけれど、スピードが著しく遅い。上半身を自力で保持できる、サポート側の倍の体重100キロ大柄の利用者」という我が家のケースです。
船に乗り込んだ途端に、立ちはだかるスーツケースの洗練を受けたわたし達。
ありがたいクルーの方に助けていただき、廊下のスーツケース攻撃を乗り越え、やっと部屋にたどり着きました。
車を降りてから、部屋にたどり着くまで、約2時間弱。はぁぁぁ、非力なわたしと娘はすでに息切れ。
さて、予約した部屋ですが、車いす利用のためのバリアフリールームです。
通常の部屋が25㎡程度だとすると、バリアフリールームは車いすで移動しやすいように45㎡程度あります。
バルコニー付きのお部屋です。
ちなみに、スイートルームは優先乗船下船のサービスがあります。車いすを使う私たちは、スイートを取りたかったのですが、なんとスイートルームにはバリアフリールームはないんです・・・しかもトリプル対応は不可・・・なんでなん?涙
テレビは画面が小さく、日本の番組があまり見られない(衛星放送だけ)でした。
NHKの連続テレビ小説と大相撲が見られないと、父が文句言ってました(笑)
電気ポットがあるので、お茶やコーヒーが自分で入れられます。
ルームサービスで飲み物を注文しても無料のパッケージだったのですが、届くまでに時間がかかる!
なので、自分が気に入っているお茶のパックやコーヒーなどを持参したほうがよさそうです。
そしてルームサービスは無料なのに、冷蔵庫のミニバーは有料です。ちょっと不思議ですね。
最初に部屋に入ると、ベットの上にライフジャケットが置いてあります。このジャケットにはバーコードが付いていて、
緊急避難訓練(全員が絶対に受けないといけない)に出るとチェックされます。
初日は乗船してから、17時半の夕食の時間までに間がなかったので、避難訓練をパスしてしまいました。
そんな人たちのために、翌日の10時にも再度避難訓練が予定されています。
とにかく全員が絶対に参加を義務付けられていて、さぼってもバレないかなーーーとタカをくくっていたら、しっかり船内放送で名前を呼び出されました(実話)
名前を呼ばれると、けっこう恥ずかしいので、良い子のみなさんはちゃんと参加しましょう。
ま、参加してみれば、ジャケットのつけ方を習うだけで、うん、絶対船が沈むときには間に合わないよね♪って感じの訓練でした(笑)
部屋の説明に戻りますが、今回はトリプル利用なのでソファがベッドメイクされていました。
頼めば昼間はソファ、夜はベッドにしてもらうこともできます。
オレンジのタオルはプール専用です。失くしたら部屋に課金するよ♪みたいなことが書いてありました(笑)
折りたたみで、引き出して使うタイプなのですが、座ってシャワーが浴びられます。
時には揺れる船内で、足が悪い父が座ってシャワーできるのはとても助かりました。
ちょっと椅子の位置が高い、と父は言っていましたが、外国船なので外人サイズなんでしょうね。
(足の長さが違う~( *´艸`)