劇作家、演出家の三谷幸喜が、今年7月、50歳を迎える記念としてこの1年を


「大感謝祭」と銘打ち、舞台4本のほか、映画、ドラマ、小説と計7本の新作を発表


するそうです。



まず幕を開けるのが、「ろくでなし啄木」(池袋・東京芸術劇場、7~23日)で、


啄木役は藤原竜也、共演は中村勘太郎と吹石一恵。



三谷幸喜は、藤原竜也を役者として、純粋な少年の目をする時もあれば、


策士の顔をする時もある、両面を出せる若い俳優として、ベストだと思い


啄木役に選出したと話していました。



才能がありながら、貧しさの中で不遇をかこつ啄木(藤原)のもとに、借金取りを手伝うテツ


(勘太郎)がやって来る。意気投合した2人は、カフェーで飲み明かすようになり、


その店の女給トミ(吹石)と微妙な三角関係になり。ここで起きるある夜の出来事が、


三人三様に語られるという内容のようです。