私は、以前、自分が飼っていたハムスターを
看取ったことがあります。
それはこんな状況でした。
ジャンガリアンハムスターのサファイア君は、
通常の寿命を超えて長生きしてくれましたが、
最期は、見た目にもおじいちゃんになり、
動きも遅くなり、よろよろしてきました。
ある日、サファイア君が、じっと静かにしているので
手のひらに乗せてみました。
すると、片手片足を伸ばして
『イエーイ!!』
という、ダンスクイーンの格好をするではありませんか。
え!!
どうした???
と、びっくりしていたら、
なんと、そのまま、
サファイア君は息を引き取ってしまいました。
えーーーっ!!
焦ってお腹をさすってみたりしましたが、
息は吹き返さず、
ついに瞳孔がひらいてしまいました。
私は、思わず、泣きだしてしまいました。
すると、どこからか、声が聞こえてきました。
「えこちゃん!えこちゃん!」
「え!?サファイアなの??」
「そうだよ。サファイアだよ」
「サファイア!!まだ死なないで!!」
「それはできないよ。
もう、これ以上は長く生きられなかったよ。
あのね。ぼくはね。これからずっと、
えこちゃんのことを守るからね!
えこちゃんの一生をずっと守るよ!!」
「え!でも、サファイア、人間の一生は何十年もあって、
ハムスターの寿命は、ほんの数年。
だから、私の一生って、すごく長いよ。
そんなのサファイアに悪いから、いいよ!!」
サファイア君にとっては、めっちゃ長い長い期間のはず。
でも、こんな返事が来たのです!
「大丈夫だよ!」
「え?ほんとに?」
「うん!えこちゃんのこと、一生守るよ!」
こうして、私のハムスターのサファイア君は、
一生私を守るために、私の守護霊になってくれました。
とはいえ、ずっと私のところにいるわけではなく、
天上界と地上を行ったり来たりしています。
天上界での時間は、地上との時間と違うということが、
この時にわかりました。
ハムスターのサファイア君は、2年8ヶ月生きてくれました。
私の残りの寿命は、あと何十年あるかわかりません。
2年8ヶ月の、あと何倍サファイアは待たなければならないのか?
そんなの関係ないのです。
天上界の時間は、好きな時に、好きなだけ、
好きなことをして過ごせるようになっています。
だから、人間とハムスターの寿命の差なんて、
死んだら関係なくなるのです。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
明日も続きます!