その坂を登ると私の手は伸びるらしい。神社の裏山にあるその道は、私にとっては大好きな登り坂で、坂を登る時、言い表せ無い爽快な気持ちになれる、とっておきの坂で、子供の時には隣の家のとしこちゃんと、冒険に行っていた。昔のまま変わらずに残されていて、嬉しくて、四次元写真家を連れて行った。こっちよー。まるで羽が生えた様に坂を登れる、彼は、不可解な顔をして、坂の下から私を見つめていた、後日、私を写した写真を送ってくれた。坂を登る私は、何となく変な感じ。四次元写真家は、ものいいたげに、私を見ながらコーヒーを飲んでいる。あそこへ行くと、体が軽くなるの。
だろうね〜凄い速さだったよ。見せてもらったよ。
変だった???
人間技じゃないよ。あそこは道じゃないんだよ。普段そんなに動けないのに、速すぎるよ。
見たの???
見せてもらったよ。歩いてなかったよ。
実は、手が伸びるみたいなの。隣の家のとしこちゃんが言っていたのは、あんた、何でここに来ると手が伸びるのよ????何度も見ていたけど、やっぱり手が伸びると言って、考え込んでいた事を、伝えた。
四次元写真家は、レプトリアンはトカゲだから、ああいう坂は得意なんだよ。そー言って、私を見た。兎に角、あそこだけなの、手が伸びるのは、あそこだけなの、ワクワクするのよ。生き返った感じになるの。
あれは、道じゃないよ、全く道じゃないよ、普通行かないよ。
そこへ行くと体が変化する、なんてあるのかな???四次元写真家はレプトリアンの事にも詳しい様なので、楽しみだなー。