陽剛居陰、剛柔不偏で節(ほどよさ)を得ている象。その硬剛でしかも柔潤な事を玉にたとえて、鼎に玉鉉ありという。もとより大吉で、なにごとにもすべてよろしい。剛柔が程よく調節されていることである。孤立無援。馬に乗ってもぐるぐる回る。憂え懼て血の涙が止めどなく流れる有様。運命が何で長かろう。陰柔居極、積悪の小人として君子に決去されるべき運命の者であるから、いかに泣き号んで救いを求めても無駄、結局は凶である。その運命が長くありようはずがないという事である。陰柔居極、恒道の行き詰まりで恒常不変の道を固守することが出来ずいつも動揺して果てしがない。凶である。全く成功を収め得ない。