コンニチわ。

変り種、変り種って言っても私の日常に変わりは無いのである。

バルバソです。



でも、今日も世間一般から見て

変り種には違いない。



ハウトゥ「篠笛作り」(・ω・)/

さて今回は、お祭りなどで見られる「しのぶえ」の作り方について。

先に言っておきますが、職人さんが竹で作った物の鳴りにはおよびません。

しかし、よっぽど上手な方でなければ十分な代物です。


用意するのは、

16φの塩ビ管500mm・16mmのゴム栓・パテ

本のちヒゲ、トコロにより音-hue1

塩ビ管が無い人は、隣の家の水道管を500mm切って用意しましょう。

ゴム栓は濡らせばギリギリ入りそうなもの、

パテは指でコネコネするとなんかソレっぽい気持ちになるモノにします。




穴の位置をケガキ、ポンチで軽くコツきます。


本のちヒゲ、トコロにより音-hue2

ここで全てが決まると言っても過言ではありません。

マッキーはケチらずに新品の細ペンを、ポンチは先のとがった物を、

そして、思い出のレコードを流します。


三本調子500mm

0 → 94 → 118 → 145 → 173 → 201 → 233 → 265 → 438


四本調子480mm

0 → 88 → 112 → 136 → 161 → 190 → 219 → 248 → 413


私の場合はこんな数値で穴を決めています。

素人ですが、20年以上笛に携わっていますので、そんなにおかしくはないはずです。




下穴をあけて、指穴80mm・吹き口100mmに穴を広げます。


本のちヒゲ、トコロにより音-hue3


穴の径についてはもう1mm程大きくてもかまいませんが、私はだいたいこんなもんです。

ボール盤でしっかり固定して作業するのが望ましいです。

足で挟んでハンドドリルでやりたい人は私の知ったところではありません。




ゴム栓を16mm~19mmの円柱に加工し、

吹き口から8mm~10mm程度まで挿入します。


本のちヒゲ、トコロにより音-hue4


乾いていると入らないので洗剤等ヌルヌルするもので湿らせ、

多少強引に入れるのが好ましいです・・・え?ゴム栓の事ですが?


近くに笛の達人がいればゴム栓の位置を調節しやすいです。

ここで失敗すると「出ない音」が出来てしまいます。




ティッシュか何かで詰め物をして、パテで固定します。


本のちヒゲ、トコロにより音-hue5


ティッシュを一枚綺麗に丸めるとちょうど良い感じになります。

ヌルヌルの後処理もティッシュでします・・・ゴム栓のね。


ゴム栓の調整に自信の無い方はこの工程を省く事をお薦めします。




穴周りのバリ、パテ埋め箇所などをやすりがけして、

お好きな色に塗装して完成です。


本のちヒゲ、トコロにより音-hue6


塗装が上手な人が行えば、こんな感じにテリッテリ!!

更に絵や模様をを描いたりして、自分なりのオリジナルが作れます。


私が普段使用している何万もする篠笛には、恐れ多くて出来ない事も、

元手が200円もしないこちらの笛ならばガンガン出来ます。



一概には言えませんが、私どもの「お囃子保存会」での現状としては、

子供に笛を持たせても、覚えられずに諦めたり、

年齢を重ねると「ダリぃ」などと言い訳して参加しなくなりもします。


多くの場合は笛が帰ってきません。


「会の備品」であるとか、「作った人がいる」などを考えられないようです。

とても残念におもいます(´・ω・`)





PS・全国の皆さんへ。

身に覚えのある人には、地元保存会への返却を願うばかりです・・・


・・・う~うん(TωT)、ホントは違います。

貴方の地元の方々は、今からでもキチンと練習して、

一緒にお祭りを盛り上げていきたいと心から願っています。




では(・ω・)/!