今日、日本の鉄道は開業150周年を迎えました。
ニュース等でも話題になっていますので、鉄道に興味が無い方でも知っている人は多いかと思います。
せっかくの節目ですので、鉄道趣味者の一人として思うことを好き勝手に書きたいと思います。
御意見無用です。
記念日とはいっても普通の平日ですので、普通に電車で通勤して、普通に仕事して、普通に電車に乗って帰宅しました。
特にイベントに行ったりすることも無く、記念品等を買うこともなく(あの鉄コレは記念品なのか?)、普通の1日でした。
まぁ、鉄道は普通の存在でなくてはいけません。
呼吸するたびに空気に感謝する人がいないように、乗るたびに感謝されることはなくても、その使命を果たさなくてはなりません。
実際にはその使命をすでに終えたも等しい鉄道があることも事実です。
100円稼ぐのに1万5千円かかる路線もあるなんてこともニュースで報道されていました。
交通機関や移動手段の多様化で鉄道の立場も変わってきました。
日本中の人が必ずしも鉄道を必要としているわけではなく、時代の流れは受け入れていかなければならないと思います。
鉄道を存続させようと頑張っている人もいるのでそれを否定するわけではありませんし、自分自身も鉄道が好きなので鉄道が衰退していくのを見ているのは悲しいことですが、これが時代の流れであって、この流れには逆らえないんだと思うのです。
今日より150年前の1872年10月14日、日本初の鉄道路線が新橋~横浜間で開業しました。
和暦にすれば明治5年のことで、数年前までは江戸時代だった頃の日本の出来事です。
大宮の鉄道博物館には当時活躍していた1号機関車が保存されています。
150年前に走っていた実物の機関車が今でも残っていて、それが綺麗に保存されていると思うと、とても胸が踊る気分になります。
日本の鉄道は150年の間で様々な進化を遂げました。
動力は蒸気からやがて電気になり、より速く、より快適になりました。
場所や用途にあわせて、形態も様々に発展しました。
【路面電車】
【超電導リニア】
みんな鉄道の仲間です。
鉄道は単なる交通機関ではなく、趣味の対象でもあります。
撮り鉄、乗り鉄、音鉄、鉄道模型…人それぞれの楽しみ方があります。
単なる移動手段にとどまらず、乗ることそのものを目的とした列車もあります。
時代の流れを受けながら、鉄道は様々に進化してきました。
そしてこれからも時代の流れに翻弄されながら進化していくことでしょう。
しかし、いくら時代が流れても鉄道の使命が変わることは無いと思います。
次の節目の200周年の頃、鉄道はどんなものになっているでしょうか。
1910番もあと50年くらいなら生存している可能性があるので今から楽しみです。
とりあえず、日本の鉄道150周年おめでとうございます。
以上、駄文にて失礼いたしました。
では、今日はこの辺で…。