気動車が電化されている区間のみを走っているとは、なんとも非効率に思います。
しかし、そうならざるを得ない理由がそこにはあったります。
そんなわけで先日、そんな列車に乗ってきました。
まずは水戸線で小山に到着。
この画像をよく覚えておいてください…
ここで、このブログにはかなり久しぶりの登場となる、同期のM氏と合流。
実はこの旅が決まったのは前日で、『2人とも休みだし、ちょっと行ってみますか』みたいな感じで行くことになったのでした。
そんな2人で、さらに北を目指します。
宇都宮で都落ちした205系に乗り換え。
右のやつに乗ります
黒磯まで来ました。
“宇都宮線”はここまで
ここで、待っていたのは…。
キハ110形です。
マニアな方ならご存じたと思いますが、東北本線は黒磯駅を境に、電化方式が直流と交流に分かれます。
以前は地上切り替え方式で、駅構内で直流と交流を切り替えていましたが、2018年から構内を完全に直流化し、黒磯駅の盛岡方にデッドセクションが設けられました。
そのため、それ以降は黒磯駅に交流電車の乗り入れが出来なくなってしまいました。
手頃な交直両用電車が無いため、気動車であるキハ110形の出番となったワケです。
ちなみに、普段は磐越東線で使用されている車両です。
ちょっと違和感
というわけで、早速乗車。
電化されたロングレールの線路を走り出します。
立派な電化区間を走ります
さすがキハ110、電車とほとんど変わらない軽快な走りを見せます。
那須高原と東北新幹線(の高架)
うっすらと雪を冠した那須高原の山々を見ながら、終点の新白河に到着です。
ここからは交流電車の701系のお世話になります。
黒磯駅の直流化以降は、ここが交流電車の南限となりました。
ホームの真ん中に車止めが設置され、同一ホームで乗り換えができるよう考慮されています。
ここから701系
一駅だけ乗車し、白河駅に到着です。
白河
今回の旅の終着駅というわけで、外に出てきました。
赤瓦の大正ロマン漂う木造駅舎で、東北の駅百選にも選ばれています。
立派な白河駅駅舎
ホーム上には東京起点の188キロポストがあります。
常磐線だと勿来駅くらいの距離ですね。
幅が広く長大な島式ホームで、その昔急行列車が発着していた頃の雰囲気が残っています。
そして、ホームのすぐ横に見慣れた電車が停まっていますね…。
架線柱が邪魔…
何を隠そうE531系です。
日中はキハ110形が走る黒磯~新白河間ですが、乗降の多い朝夕はE531系電車の5両編成で運転されているのです。
昼間はここ、白河駅に留置されています。
K556編成です
この運用に入るのは、ちょっとだけ寒さに強い3000番台のみです。
勝田から水戸線を経由してここまでやって来ています。
実は今回の最初の画像、小山に停車している回送表示のE531系は、この運用の送り込みだったりします。
白河小峰城とE531系
あとはひたすら来た道を戻る形となりました。
途中、宇都宮ではACCUMを見学。
そしてM氏とは小山で解散。
親友(?)のE531系に揺られて帰宅となりました。
そう、まもなくダイヤ改正ですね。
常磐線の全線開通や駅名変更等、常磐線だけでも話題が多い今回の改正ですが、1910番は改正前日も改正当日も仕事です…(-_-;)
開通一番列車の夢は儚く散ってしまった仕事大好きマンです。
まぁ色々と落ち着いた頃に、ひっそりと乗りに行きたいと思います。
そして、今回ご紹介した黒磯~新白河間のキハ110形も、今回の改正でお役御免になってしまうようです。
ダイヤ改正後は、同区間の全ての列車がE531系で運用されるようになるとのこと。
やはり気動車では非効率だったのか…。
ガラガラの5両編成も非効率な気もしますが、ただ寝かせているよりはいいのですかね。
親友とか戯言を抜かしておきながら、東北本線を走るE531系にはまだ乗ったことが無いので、友達の友達の家に遊びに行く感じで、また行ってみたいと思います(謎2)
では、今日はこの辺で…。