博物館動物園駅に行ってきた | 1910番のどーでもいいブログ

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日常の出来事をテキトーに書きます。
趣味の鉄道・鉄道模型の話題が多いです。
小学生のころ、“しょうじょう”をたくさんもらった作文のうでを生かしていきたいとおもいます。
あまり期待しないでくたさい。


博物館動物園駅が期間限定で公開されているので見に行ってきました。

博物館動物園駅(長いので以下、博動駅)は京成電鉄の上野~日暮里間にあった地下駅で、1933年に開業し、1997年に営業を休止、2004年に廃止されました。

詳しく書くと長くなるので、詳細は各自でお調べください(手抜きじゃないです、調べると面白い情報がたくさん出てきますから)。



少し前の博動駅の駅舎(今年の5月に撮影)


今日は(も)、上野公園は自分の庭だと言っていた気がする181氏と二人で向かいます。

北千住に集合し、早速上野へ…というわけではなく、一度地下にもぐって、出てきたところは町屋です。


東京メトロ千代田線町屋駅


ここで京成線に乗り換えて上野を目指します。


京成町屋駅


博動駅は、ホームがほぼそのままの形で残っており、走行する電車からも見ることができます。

というわけで、車内から博動駅を確認して納得(?)し、上野に到着です。


6連になった3600形で到着


京成上野駅から博動駅までは、上野公園内を歩いて10分ぐらいの距離です。

10時ちょっと過ぎに到着しましたが、すでに行列が出来ていまして、整理券が配られていました。

整理券を受けとり、書かれていた時間を確認すると13:30~14:00で、3時間ほど後です…。

やることも無いので、とりあえず上野公園を散策します。


大噴水と東京国立博物館

野口英世像とD51 231

西郷隆盛像


12月も半ばに入るのにイチョウが黄金色です…。

ここでお腹が空いてきたので、早めの昼食にします。

西郷さんの下にあるねぎしで牛タンを頂きます。

昼時は行列が出来るので、開店直後が狙い目です。


何ちゃらのセット


その後、甘いものが食べたくなったのでみはしへ。


白玉クリームあんみつ


今日は完全に観光気分です。

普段よく行く場所でも、見方を変えればいつもと違って見えてくるものです。

まだ1時間以上あるので、再び上野公園をぶらつきます。


不忍池とゆりかもめ

増えました

パンダ

上野動物園モノレール(待っても来ませんでした)

スターバックスコーヒー

動物園前交番

上野東照宮

2.5次元の触覚(懸谷直弓・2018)


こうしているうちに時間となりました。

再び博動駅に向かいます。


おっ、開いてんじゃ~ん!


この駅舎は、今年の4月に東京都選定歴史的建造物に選定されました。

鉄道施設が指定されるのは初めてだそうです。

最初の写真と比べると、指定を機に綺麗にされたのがわかるかと思います。

時間になって、いざ入場です。


いよいよ


中に入ると、いきなりアナウサギが地面に飛び込んでいます。


動き出しそうです


今回の博動駅公開には「アナウサギを追いかけて」というタイトルが付いています。

上野文化の杜新構想実行委員会とアーツカウンシル東京が主催するアートイベントとして駅の公開が実現しました。

実施にあたって構内の汚れは掃除されたようですが、壁の落書きは消されずに休止になった時の状態のまま残されています。


壁に残された落書き


中ではプロジェクターで博動駅の様子が写し出されています。


入って正面


下からは「グングン京成」のメロディーが聞こえてきます。

階段を下って、アナウサギと共に地下へ入っていきましょう。


階段を下って地下へ


知らないうちに、地下で誰か暮らしていたようです。


左にある看板もそのままです


後ろには出札窓口の跡があります。


たぶん出札窓口の跡


駅の中は動物の骨格標本(レプリカ)が置かれ、まさに博物館状態です。

標本が置かれている台が動物を表しています。


後ろのお手洗いも気になりますが…


ヒトもありました。


下には糞もあります…(もちろんニセモノ)


性別は不明のようです。


Homo sapiens  Sex:U


センターに置かれているのはジャイアントパンダの骨格標本ですが、これは上野動物園で飼育されていたホアンホアンのものだそうで、コレだけ本物です。

さすがにケースに入れられていて触れることは出来ませんが、人が多すぎて写真は撮れませんでした…。


真ん中にホアンホアンの頭蓋骨が


今回立ち入りが出来るのは、上の写真に写っているガラスの扉までです。

ガラスから覗き込むと、階段の下に改札口が休止当時のままで残されています。


木製のラッチもそのままです


この先は営業列車が走っているので安全上の都合もあるのでしょうが、ここで終わりなのはちょっと残念です。

まぁ、写真でしか見たことのない光景が、実際に自分の目で見られただけでも貴重な体験でしょう。

列車が通過する音も時おり聞こえてきました。

30分入れ替え制なので、いつまでも見ているわけにはいきません。

名残惜しくも博動駅を後にします。


このあとは、いつも通り秋葉原へ向かいます。

上野からなら、末広町あたりまで歩いても10分ほどです。

先週と同じく、日曜日ということで歩行者天国になっていました。


先週とは逆側から


懲りずに少しばかり散財しまして、また歩いて上野まで戻ってもよかったのですが、湯島から千代田線に乗ることにします。

末広町から湯島までは歩いても5分ぐらいの距離です。


湯島(いつの間にかホームドアが付いていました)


混み合う千代田線に乗り込み、181氏とは北千住で解散となりました。


博動駅の公開期間は、2019年2月24日までの毎週金・土・日曜日(12月28~30日は除く)、11:00~16:00(最終入場15:30)です。

公開日の10時より、博動駅前で整理券が配られています。

一日に入場できるのは300人程度だそうで、整理券も早めに行かないと無くなってしまいます。

今回は10時を少し過ぎた時点で3時間後でしたからね…。

また、普段は何気なく通過している上野公園をじっくり散策するいい機会にもなりました。

博動駅は、今回の公開期間が終わっても、何らかの形で公開を続けて欲しいですね。


では、今回はこの辺で…。