間が空いてしまいまして東武鉄道ではダイヤ改正を迎えてしまいましたが、前回の後編からの続きになります。
まだ続きがあるのです。
もう少しお付き合いくださいッ!
後編で書いたように、春日部で「きりふり283号」を降りたあと、後続の急行・普通列車を乗り継いで栗橋まで出て、JRに乗り換えて小山から水戸線で帰る手筈でした。
栗橋での東武→JRの乗り継ぎ時間は約3分。
その電車に乗らないと、小山で水戸線が1時間以上待ちになってしまいます。
しかし、既に後続の急行は6分遅れており、乗り継ぎはもう絶望的です。
実際、間に合いませんでした…。
正直、北千住まで戻って常磐線経由で帰ったほうが早く帰れる状況でしたが、ここまで来たら(強情に)手筈通りに帰ります。
今回の目的は、あくまできりふり号を帰宅ルートとして利用すること。
北千住まで戻りでもしたら、1910番の中でのきりふり号、ましてや300系の存在意義が失われてしまうではありませんか!(大袈裟)
と、いうわけで小山まで来ました。
が、次の水戸線まで1時間ほどあります。
次の列車は最終水戸行き。
その後は最終下館行き。
最終水戸行きに乗れなければ“THE END”です。
しかし1時間、ひたすらホームで待つのも嫌なので(寒いし)、暇潰しに両毛線のホームを覗いてみると…。
いる!
1910番が大好きな107系がいました。
R15編成とR16編成の4両編成です。
もう風前の灯の107系、人気の無い6番線でパンタを下げて寝ていました。
これは実車を観察する最後のチャンスかもしれないと、一人で写真撮りまくりです。
R16編成
しかし、電源が落ちている電車って少し不気味に感じます。
車庫や留置線ならともかく、誰でも容易に近づけるホームに留置してあるとなおさらです。
しかも夜ですから…。
使ってないジャンパ線
バンドが巻かれた押し込み型ベンチレーター
前照灯と標識灯
1910番の“107系LOVE”は、以前に書いたかと思います(どの記事に書いたか思い出せない…)。
簡単に言葉では表せませんが、コンパクトな1M1T編成、他の車両にはないシンプルなデザインかつ、オリジナルの塗装…。
とにかく、中学生の頃から小山や宇都宮まで見に行ったりするほど、直流電車では一番好きな車両でした。
115系に比べたら圧倒的に人気がなく、107系が来るとがっかりしたマニアの方も多かったと思いますがね。
さて、気づいたらあっという間に時間です。
一時間くらいあったはずなんですが…。
乗り過ごしたらヤバイので、名残惜しくも15番線へ。
水戸線の最終水戸行きに乗り込みます。