今回ちょっと県での争いに注目したいと思います。
まずは宮城県。
東北高校 2:09:21 優勝
1区 佐々木虎一朗 31:25 -1:20 26位
2区 佐藤健斗 9:03 -30 29位 26位
3区 大久保陸人 25:20 -7 2位(日本人トップ) 13位
4区 中村大成 24:43 -1 2位 4位
5区 渡邊悠人 9:02 -31 19位 3位
6区 三浦洋希 14:38 -12 2位(日本人トップ区間新) 1位
7区 鈴木智裕 15:10 -7 4位 優勝
色々とツッコミどころがある結果となりました、よく優勝できたと思います。
まず不調の佐々木選手が案の定26位という実力とは程遠い走りとなってしまいました。
加えて2区の佐藤選手が29位と一つも順位を上げられませんでした、3km区間で1位と30秒差はさすがにつけられすぎだと思います。
しかし3区で最近復活してきた大久保選手がアイザック選手と7秒差の日本人トップで13人抜き、大久保選手の復活は本当に本当に大きいです。
その勢いで中村選手が区間2位の走りで9人抜き、一気に4位へ。
5区は渡邊選手が19位、何とも言えないですがここの1位は遠藤選手の区間新なので2位と比べると20秒差と何とか粘った方でしょうか。
そして6区が凄まじかったです、三浦選手がなんとキンゴリ選手に僅か12秒という区間新の激走、これで一気にトップに立ちました。
7区は鈴木選手が区間4位で危なげなく逃げ切り、個人的にはこれが一番の収穫だったと思います。
仙台育英B 2:10:47 4位
1区 高田悠太 30:49 -44 11位
2区 竹林宏斗 8:59 -26 23位 11位
3区 小室翼 25:57 -44 11位 11位
4区 三條拓士 26:25 -1:43 30位 16位
5区 平塚ひかる 9:04 -33 21位 13位
6区 サイラスキンゴリ 14:26 1位(区間新) 5位
7区 島村英治 15:07 -4 3位 4位
仙台育英A 2:10:51 5位
1区 奈良凌介 30:28 -23 7位
2区 五十嵐多玖 8:54 -21 16位 7位
3区 松村翔太郎 26:19 -1:06 22位 9位
4区 只隈健太 24:57 -15 7位 5位
5区 千尋晟羅 8:57 -26 12位 4位
6区 島津達洋 15:49 -1:23 7位 4位
7区 岩原智昭 15:27 -24 13位 5位
1区奈良選手はなかなか良かったと思います、高田選手も悪くはないかと。
3区小室選手はまずまず、松村選手はまだ距離が長かったかもしれませんね。
4区は只隈選手は見事でした、三條選手はちょっと厳しいですね。
6区はキンゴリ選手が圧巻の走り、島津選手も悪くないのでレギュラー入りあるかもしれません。
7区は島村選手が好走、岩原選手はもうちょっとでしょう。
利府 2:13:08 16位
佐藤選手が3区で6位、石井選手が4区3位と素晴らしい走りを見せました、ちょっとインハイでは良くなかったので驚きました。
吉川選手が1区で52位と出遅れてしまったのですがそれがなければ10位以内に入れたのではないでしょうか。
2強は強いですが意地を見せて欲しいですね。
明成A 2:15:23 33位
明誠B 2:17:59 46位
1区でエースの日野選手が32位と出遅れると他インハイ路線で活躍した選手達もこぞって凡走してしまいました。
さすがにこれが本来の力ではありませんが今年はちょっと厳しい戦いになるでしょう。
さて仙台育英の2チームのうち単純に記録良い方の選手だけを合わせてみると2:08:46で東北に勝つことになります。
しかし恐らく本番では奈良-松村-キンゴリ-高田-島村-只隈-小室といったオーダーになると思いますので更に1分近くタイムが縮まると思います。2:07:46
加えて島津選手、岩原選手あたりに目処が立ったのは大きいです、松村選手、島村選手あたりが欠場でもそこまでマイナスにならないでしょう。
対する東北は中村-渡邊-三浦-大久保-佐藤-鈴木-佐々木といったオーダーになると思われます、これで更に佐々木選手が実力通りに走ったと仮定すると1分30秒くらいは縮まると思います。
2:07:51で仙台育英と殆ど変らないくらいになると思われます。
しかしこれは三浦選手が3区でキンゴリ選手におおよそ30秒程度くらいの差しかつけられないと仮定した場合です、さすがにもうちょっとつけられるかなと思います。
さすればやはり育英の方が有利、東北は何が必要かと言うと2区と5区で今より10秒ずつくらい稼ぐこと。
渡邊選手、佐藤選手の成長か、あるいは新しい戦力が出てくることが重要になってきます。
東北はもう一人3000mを8分台で走れる選手が出てくるだけで大きなプラスになります、それなら1年生で今から伸びてくる選手が出てくる可能性は大いにあるでしょう。
とまぁ盤面で単純に数字計算しただけなので調子云々などで大いに結果は変わってくると思います、しかしながら良い勝負に変わりはないので宮城大会非常に楽しみであります!!!
続きまして群馬県。
前橋育英A 2:10:02 2位
1区 小林聖 30:56 -51 13位
2区 秋間正輝 8:33 1位 9位
3区 鵜生川大貴 25:59 -46 12位 8位
4区 戸部凌佑 24:42 1位 3位
5区 根井勇哉 8:48 -17 4位 1位
6区 新井健人 16:01 -1:23 15位 3位
7区 星達人 15:03 1位 2位
前橋育英B 2:15:04 30位
1区 田中佑弥 31:01 -56 14位
2区 市川楓 9:31 -58 70位 27位
3区 大場遼 26:20 -1:07 23位 24位
4区 千吉良光輝 26:20 -1:38 26位 29位
5区 坂本健真 9:30 -59 61位 31位
6区 鈴木昌平 16:29 -1:51 37位 31位
7区 清水涼雅 15:53 -50 30位 30位
田中選手だけBチームに入ってあとはAに主力が全員入りました。
素晴らしい収穫でしたね、3つの区間賞、特に4区戸部選手の区間賞は素晴らしいです、戸部選手ちょっとトラックでは力出し切れていなかったのでこれは嬉しいでしょう、秋間選手はこの区間じゃ当たり前のような区間賞ですね、星選手はロードが強いイメージがあるのですがさすがです。
1区の二人は悪くないのですが50秒はちょっと離されすぎかもしれません、やはり前橋育英は1区が課題かもしれません。
3区鵜生川選手はここで12位はかなり良いのではないでしょうか。
6区新井選手はちょっと離されましたが5区の根井選手は合格点でしょう、これで穴がなくなったと思います。
Bで良かったのは3区の大場選手ですかね、繋ぎ区間でちょっと見てみたいです。
東京農大二A 2:12:41 11位
1区 西山和弥 30:13 -8 5位
2区 萩原璃来 8:55 -22 18位 5位
3区 狩野琢巳 25:53 -40 8位 4位
4区 篠崎純 25:52 -1:10 14位 6位
5区 城田航 8:47 -16 3位 6位
6区 金井啓太 16:51 -2:13 54位 10位
7区 大岡拓真 16:10 -1:07 45位 11位
東京農大二B 2:22:21 68位
1区 阿部有希 32:11 -2:06 48位
2区 佐藤有悟 8:53 -20 15位 40位
3区 河合駿太 28:41 -3:28 80位 62位
4区 金井拓海 28:20 -3:38 84位 67位
5区 田村睦雅 9:08 -37 29位 62位
6区 甲斐俊輝 19:00 -4:22 98位 71位
7区 江原未羽 16:08 -1:05 43位 68位
1区の西山選手は1年生ながら5位と素晴らしい走りでした、これはもう問題なく1区でいけるでしょう。
3区の狩野選手も8位とまずまずですがもう少し上位で走れるはず。
5区の城田選手は素晴らしいですね、5km区間で使いたいところです。
4区の篠崎選手は悪くないですが主力としてもう少し伸びて欲しいです。
2区の萩原選手も期待値よりは下回ったかなと思いますが走ってくれないと困る選手になりそうです。
6区、7区の二人はかなり厳しいと思います、このままじゃ使うわけにはいかなそうです。
Bでは2区佐藤選手が復帰戦になるのでしょうかね、それにしてはまずまずか、主力として使いたいですね。
1区の阿部選手はどうなんでしょうかね、例えば3kmや5kmだとどの程度か、それによってはレギュラー入りもあるかもしれません。
さて前橋育英ですがやっぱりロードは強いですね、伸びてきた選手もいまして穴がありません。
1区が西山選手に40秒以上離されているのですが戸部選手も加えて3人の中で一番良い選手を使うと良いでしょう。
本番は恐らく小林-鵜生川-田中-戸部-根井-星-秋間というようなオーダーになると思います、おおよそですが最低でも40秒くらい縮められると思います。
対する農二はやっぱり層の薄さがおもいっきり出てしまっています、3区までは育英に先行できているのですよね、4区が大事になってきますね。
ここは小林選手の復帰が是が非でも必要になってきます、3000mSCですが県で育英の星選手に先着している選手で篠崎選手より力は上だと思います、あるいは佐藤選手という手もありますか。
西山-萩原-狩野-小林-城田-佐藤ー篠崎というオーダーが組めれば2分くらいは縮められそうであります。
それでもまだ1分以上はガチの育英とは差がありそうです。
西山選手が更に成長、狩野選手が完全復活で3区までにかなりの差をつければ何とかなるかもしれません、2区も大事になってきますが萩原選手と城田選手の良い方を使いたいですね。
小林選手、佐藤選手の完全復活&成長も必要になってきます。
この結果を見るには育英が有利だとは思いますが去年も育英有利の中で農二の選手が伸びてきて代表を掴みました、今年もやってみるまで分かりません、好勝負を期待します!!
続きまして東京都。
國學院久我山A 2:10:29 3位
1区 岡田健 30:11 -6 2位
2区 大谷智希 8:44 -11 7位 3位
3区 竹山直宏 25:52 -39 7位 1位
4区 岡田望 25:20 -38 8位 1位
5区 盛田真吾 8:53 -22 8位 2位
6区 川島凛 15:46 -1:08 6位 2位
7区 田中光祐 15:43 -40 19位 3位
國學院久我山B 2:11:06 6位
1区 岸哲也 30:49 -44 12位
2区 打越晃汰 8:51 -18 11位 10位
3区 斉藤寛明 25:39 -26 4位 5位
4区 遠藤宏夢 24:48 -6 4位 2位
5区 柗富夏樹 9:29 -58 59位 5位
6区 渡辺海 16:17 -1:39 30位 7位
7区 吉野貴大 15:13 -10 5位 6位
素晴らしい結果でした、ABに主力選手を分けたのですが主力選手全員が凡走なし、去年まではいや今年になっても駅伝では誰かが凡走して上位を逃していたのでこの結果は本当に頼もしいです。
まず岡田健選手が区間2位が何よりも良かったです、インハイ決勝に進むも本調子ではなく結果を残せなかったのですがようやく調子が出てきたのでしょうか、本来このくらいの力はあるので都大会でも区間賞候補でしょう。
岸選手もちょっと今年は調子悪そうでしたがまずまずの走りでした、これなら繋ぎでは上位で走れるはずです。
そして竹山選手、岡田望選手、斉藤選手、遠藤選手らが3区4区で全員区間一桁の好走、これは監督も嬉しい意味で悩むでしょう。
吉野選手、盛田選手といった新戦力も出てきまして層もバッチリです。
岡田健-大谷-斉藤-遠藤-岡田望-竹山-岸と並べてみましたが調子によっては全然違ってくると思います、それだけ全員が強いです、恐らくこのオーダーなら1分半は縮められるでしょう。
最大のライバルとなる日体荏原が出ていないので比較はできないのですが全員がまともに走ればそうそう負けないと思います。
東京実業A 2:13:52 25位
東京実業B 2:17:28 43位
Aは5区の田久保選手がアクシデント級のブレーキでしたので1分くらいは速いと思います。
越川選手が4区で5位と好走、稲毛選手も1区で16位ならなかなかだと思います、中澤選手の6区12位も良かったと思います、2区の島崎選手は恐らく故障明けでしょうか、本番は3区か4区になると思います。
Bはちょっと収穫はなかったかも、あえて言うなら5区で17位だった青山選手を田久保選手の代わりに使うか。
越川-中野-稲毛-島崎-青山-中澤-坂詰とこんな感じなら2分くらいは縮まるでしょうか、それでも久我山とは相当差がありましてさすがに厳しい戦いになりそうです。
早稲田実業A 2:14:37 29位
早稲田実業B 2:17:44 45位
齋藤選手が1区3位と相変わらず断トツです、トラックシーズンは中距離だったので長距離への移行が心配でしたが斎藤選手には全く問題なさそうです。
もう一人の主力の三上選手が1区59位と全くダメでした、これがたんなる失敗レースだったら良いのですがスランプでしたらかなり厳しいと思います。
ただ収穫もありました、4区の宍倉選手が10位と好走、これは大きい、Bでは3区藤田選手が30位、4区黒田選手が26位とけして褒められた走りではないものの繋ぎ区間に回ればある程度走れるのではないでしょうか。
齋藤-村山-三上-宍倉-新村-藤田-黒田、ちょっとかなり適当に並べたのですが三上選手が復調すれば3分くらい縮まるのではないでしょうか、それでも久我山は遠いですが去年のようにあっと言わせて欲しいですね。
更に千葉県。
柏日体A 2:11:06 6位
1区 菅家希来 30:48 -43 10位
2区 福浦晶太 8:38 -5 3位 8位
3区 仲正太郎 26:00 -47 14位 7位
4区 田中義己 25:47 -1:05 13位 7位
5区 木口航太 8:52 -21 7位 7位
6区 木下巧 15:43 -1:17 5位 6位
7区 村田達哉 15:32 -29 14位 7位
柏日体B 2:14:32 28位
1区 岡田将利 31:21 -1:16 25位
2区 鈴木隼斗 9:02 -29 27位 23位
3区 高嶌凌也 26:44 -1:31 31位 29位
4区 茂木拓実 25:54 -1:12 16位 27位
5区 佐々木武広 9:13 -42 37位 29位
6区 瀬能裕二 16:35 -2:09 43位 30位
7区 工藤颯 15:43 -40 19位 27位
とても良いと思います。
1区菅家選手は上出来です、このまま1区でも良いくらい、岡田選手も悪くありません、短い区間の走り次第では走るかもしれません。
福浦選手はさすがですが5kmに使いたいですね。
3区4区仲選手、田中選手、Bの茂木選手と良いですね、調子が良い選手を使えるでしょう。
5区木口選手、6区木下選手もそのままレギュラーとして走れそうです。
7区村田選手は悪くないと思いますが他選手と比べるとちょっと微妙なところかもしれません。
気になるのはインハイ路線でも精彩を欠いていたエースの林選手がいないことに加え伊藤克選手、伊藤大選手、在原選手といったあたりも走っても良いと思うのですがいません。
逆に言えばそれらの選手を欠いての6位は頼もしいのですが。
林選手は去年の1区で安井選手花澤選手に肉薄した選手です、是が非でも戻ってきて欲しいです。
仮に完全復活で戻ってきたとしまして林-木口-菅家-田中-木下-福浦-仲というオーダー、八千代松陰は強いですが十分戦えると思います。
流通経済大学附属柏 2:11:47 8位
1区 鈴木塁人 30:05 1位
2区 吉永安土璃 8:46 -13 9位 2位
3区 菊地海斗 26:34 -1:21 29位 6位
4区 中根滉希 25:53 -1:11 15位 8位
5区 古賀祐大 9:01 -30 18位 8位
6区 西川佳輝 16:08 -1:42 23位 8位
7区 梶山拓郎 15:20 -10 6位 8位
今回のサプライズですね、他校がABに分かれているとは言え8位は見事です、最近強化が始まったようですがもう結果を出してきました。
鈴木選手ようやく上がってきましたね、そしてロードはやっぱり強いです、羽生選手が1区にくるかは分かりませんが対決が見たいですね。
新人戦の支部大会で良かった菊地選手はちょっと良くなかったですが、逆に悪かった中根選手がまずまずでしょうか。
それより繋ぎの選手が良かったですね、吉永選手、梶山選手は区間一桁、今後区間の入れ替えがあるかもしれません。
ただ流経大柏はこれがかなりガチのオーダーだと思うので上積みが選手の成長にかかっています、千葉は激戦区なので厳しいと思いますが頑張って欲しいです。
西武台千葉 2:13:38 22位
思いのほか苦戦しているように思います。
主力の辻岡選手、矢嶋選手は3区14位、4区12位とまずまずの走りを見せました、しかし渡辺選手が1区で40位とちょっとふがいない走り。
あとは6区の鈴木選手が10位と好走したのですが他選手はちょっと褒められた走りではなかったです。
これが本来の力ではないと思いますので県では見せ場を作って欲しいです。
市立松戸 2:15:53 34位
全体的に厳しい結果となりましたが1年生で14分台間近の石綿選手が5区で2位と好走、今後が楽しみな選手です。
追記します。