第66回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 5000m決勝 | 陸上長距離、駅伝あれこれ

陸上長距離、駅伝あれこれ

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■男子5000m
決 勝 1組
8月2日


1着 13:44.03  [199] ヒラム ガディア (3) 仙台育英 / 宮 城
2着 13:54.12  [27] チャールズ ドゥング (2) 札幌山の手 / 北海道
3着 13:58.83  [1247] ジョン ガサイヤ (3) 世羅 / 広 島

4着 14:15.79  [1677] 廣末 卓 (2) 小林 / 宮 崎
5着 14:15.79  [1121] 藤原 滋記 (3) 西脇工 / 兵 庫
6着 14:16.18  [648] 市谷 龍太郎 (3) 山梨学院大附 / 山 梨
7着 14:16.29  [647] 上田 健太 (3) 山梨学院大附 / 山 梨
8着 14:17.08  [990] 川端 千都 (3) 綾部 / 京 都
9着 14:19.81  [153] ジョン カリウキ (1) 青森山田 / 青 森
10着 14:30.41  [1413] 鈴木 健吾 (3) 宇和島東 / 愛 媛
11着 14:31.23  [1473] 堀  龍彦 (3) 大牟田 / 福 岡
12着 14:31.97  [1708] 永山 博基 (2) 鹿児島実 / 鹿児島
13着 14:44.62  [1119] 磯口 晋平 (3) 西脇工 / 兵 庫
14着 14:46.83  [544] 安井 雄一 (3) 市立船橋 / 千 葉
15着 14:55.23  [1475] 吉田 亮壱 (3) 大牟田 / 福 岡
16着 14:59.22  [903] 皆浦 巧 (3) 豊川 / 愛 知
17着 15:07.24  [555] 花澤 賢人 (3) 八千代松陰 / 千 葉
DNS [1524] GITHAE MICHAEL (2) 福岡第一 / 福 岡


まずドゥング選手、安井選手、藤原選手、永山選手、ガディア選手、ガサイヤ選手が飛び出す。

永山選手がやや離れ皆浦選手がそれをかわし先頭集団に追いつく、永山選手は後ろに吸収。

後ろの集団はカリウキ選手と花澤選手が引っ張る、市谷選手は最後尾。

先頭はガサイヤ選手が引っ張り、安井選手と皆浦選手がやや離れだす。

2000mを過ぎたあたりでは前4人と安井選手らの差がかなり開く。

安井選手と皆浦選手が後ろの集団に吸収、藤原選手が前の集団から遅れだす。

後ろの集団からカリウキ選手、市谷選手、上田選手が抜け出す、吉田選手が後ろの集団から遅れだす。

2800過ぎで藤原選手がカリウキ選手らの集団に追いつかれる、後ろの集団から花澤選手が遅れだす。

後ろの集団を引っ張るのは廣末選手、皆浦選手が遅れだす。

安井選手が遅れだす。

第1集団は3人、第2集団は4人、第3集団は6人。

4000通過も大勢変わらず。

4200くらいで磯口選手が遅れだす。

ラスト1周を前にガディア選手がスパート、ドゥング選手が追うも差は広がる、ガサイヤ選手はついていけない。

同じくして廣末選手、川端選手が第3集団から抜け出し前を追う、鈴木選手が何とか追いかける、永山選手と堀選手はついていけない。

4700あたりで廣末選手、川端選手が第2集団に追いつく。

ガディア選手が大差でゴール、続いてドゥング選手、開いてガサイヤ選手。

後ろは藤原選手がスパート、廣末選手が反応、上田選手が追いかける。

直線に入り廣末選手がかわす、藤原選手、上田選手が追う、外から市田選手がまくってくる、川端選手も後ろにいる、カリウキ選手は離れた。

廣末選手、藤原選手の激しいデッドヒート、胸の差で廣末選手に軍配。

後ろでは上田選手と市谷選手のデッドヒート、市谷選手がわずかに先着。

秒差で川端選手、カリウキ選手と入線。

やや離れて鈴木選手、堀選手、永山選手と続けてゴール。

更に離れて磯口選手、安井選手。

更に離れて吉田選手、離れて皆浦選手、最後に花澤選手がゴール。


ガディア選手が見事に自己ベストで優勝、ドゥング選手にこれほど差をつけるとはこれは強い、仙台育英は大分優位に立てるだろう。

ドゥング選手もこの条件で14分を楽に切ってきて強さをアピール、今年は都大路を走れるか。

ガサイヤ選手はなんとか14分切りといったところ、やはり調子が上がらないのかもしれない、一定の強さは保っているので冬には絶好調といきたい。い

なんとなんと廣末選手が2年生ながら日本人トップ、レース運びも安定していた、そのポテンシャルは秘めているとは思ったもののまさかやってのけるとは、タイムも大幅自己ベストで冬場なら一桁も可能だろう、何にしろ来年は廣末選手を中心に回っていくだろう。

藤原選手は一番強いレースをした、積極的に留学生についていき最後まで粘り切った、他の3年生には勝ったのに廣末選手にやられるあたりやはり勝負強さだけが課題かだ。

市谷選手も見事な走り、最初は最後尾につけるなど温存レース、途中で追いかけ最後は上田選手をかわしてみせた、絶好調時の走りが見たい選手。

上田選手は終始安定したレース、できれば藤原選手、廣末選手のスパート合戦に加わって欲しかったところ、駅伝シーズンも期待大。

川端選手は廣末選手と同じようなレースを展開、最後離れた分が力の差か、しかしトップレベルの実力を証明した。

カリウキ選手は持ちタイム通り上位は厳しかったが自己ベストを更新、まだ1年生だし来年以降に期待。

鈴木選手は決勝でも10位と力を見せた、連戦で30秒台ということは冬場の記録会なら10秒台も可能なのでは、一番の成長株だ。

堀選手は頑張っていたがやはり4戦目は厳しかったか、それでも30秒台と見事、あとは安定感をつけて駅伝シーズンに臨みたい。

永山選手はここでもわずかにベスト更新、コンスタントにこのレベルで走れるならやはり世代上位、廣末選手には水をあけられた感はあるが共に引っ張っていってほしい。

磯口選手はさすがに力の差が出てしまったか最後はかなりのスタミナ切れ、それでもかなりの成長を見せた、藤原選手と共に西脇のダブルエースとして頑張って欲しい。

安井選手はここでも積極果敢なレースを展開、4戦目ということもあってへばってしまったがこの姿勢は必ず生きるはず、あまり調子も良くなさそうだったので同じ条件で上位と戦ってみて欲しい選手。

吉田選手はやはり予選がいっぱいいっぱいのレースだったようだ、調子もあまり良くなかったのだろう、一番最初に離れてしまった、堀選手同様大牟田の選手は安定感に欠けるところがあるので不調でも最低限のレースができるようになるのが課題か。

皆浦選手は序盤で動いてしまったのが効いたかかなりのスタミナ切れを起こしてしまった、しかし留学生についたのは評価できる、更にスタミナをつけて駅伝シーズンに臨んで欲しい。

花澤選手は予選で結構キツイ顔をしていたので目一杯のレースだったのかもしれない、ここまで撃沈するのは久しぶり、ロードが強い選手なので駅伝での巻き返しを期待。