幽体離脱して、体が萩往還マラニックに行っていたのか。
「普通、逆ですよね」とめーちゃんは口元を少し曲げて笑った。
「普通、ってのも変だけど、 普通、心が現場に飛んで行くはずよね」と私。
(はずもおかしいけど)。
萩往還マラニックの翌朝、起きあがろうとすると右腰に矢が当たったように(当たったことないけど)激痛が走った。幸い、大会で携行している薬袋にバファリンがあり、そのおかげか、痛みが和ぎ、昼ごろになって、ようやく壁沿いに這ってトイレにたどり着いた。仕事もキャンセルした。
ふと、鏡を見ると、恐ろし「くの字」に体が曲がっていた。
「早く病院に行った方がいいぞえ」とめーちゃんが忠告してくれたが、救急車を呼ばないと病院までたどり着けそうにない。
ところで、前述の通り、私は萩往還マラニックには出場していない。大会は前日夜にコースを縮小して実施する旨、メールが届いていたが、すでに湯田温泉のホテルはキャンセルしていた。
大会当日、私は朝3時に起床。生活習慣を朝4時30分スタートに合わせていたので、自然と目が覚めた。外はやはり雨。
私は宿泊先の湯田温泉のホテルで準備をしているところをイメージした。
イメージ、、、仮想現実。。。
酸素カプセルみたいな箱に入り、ゴーグルのスイッチを入れた(妄想ね)。
4時30分、私もスタートした。それほど雨は降っていないようだ。
(リアルには仕事机のマックの前にいた)
7時ちょうど、佐々並のエイドを折り返した。
(リアルにはサンドイッチを食べたていた)
後半は雨足が強くなりだし、特に石畳は滑るので注意して下った。
10時30分 ぶじ余裕でゴール。
(リアルではお風呂に入ろうとお湯を溜めていた)
そして、翌朝、腰痛になっていた。
さらに翌朝、なんとか近所の整形外科へ行き、芍薬甘草湯をもらい、その足で整骨院に。全治三週間と言われていたが、二週間後の昨日は通常の練習に戻り、今朝は絶好調となり、一応ブログに記録しておこうと思った次第。
ただ結局これと行った原因がわからない。大会に向けて調整していたくらいだから疲労は溜まってなかった。前日も走ったけど、調整程度。
「大型の太陽フレア及び地球方向へのコロナガス放出を確認」
という記事があった。天文宇宙検定2級の試験勉強をしていたので、この分野には敏感だ。太陽フレアが活発になると患者が増える、と知り合いの柔道整体師はいった。科学的には関連ないというが、どうだろ。
私は、反仮想現実を体験したのか。私のサブセットが現地で走っていたとしても、オリジナルの私が腰痛になるのは理屈に合わない。
反仮想現実に考えてみたが、、、、、定義がわからない。
ま、200年後だと、よくあることかもしれない。
現実的に戻ろう、。とりあえずこれは、一種の睡眠障害なのかしらんと考える。夢で脳が萩往還を走りまわり、脳が筋肉に緊張を強いていたのかもしれない。
それならわかる。
(さあ、これからリアルに暑くなるぞ)