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熱海駅で特急「踊り子」の分割作業を見る~伊東駅「いなりのり巻詰合せ」(620円)

ライター望月の駅弁E-KIBUN


東京から80分、特急「踊り子115号」は、
定刻通り13:20、熱海駅2番線に到着。
この踊り子115号は、前10両が伊豆急下田行、
後5両は、三島経由修善寺行となります。
10両の伊豆急下田行には、グリーン車2両が組み込まれ、
伊東まで車内販売もありますが、修善寺行きには、
グリーン車もなく、車内販売もありません。
この仕組みは、急行「伊豆」時代からの慣例。
修善寺行きは、JR東日本、JR東海、伊豆箱根鉄道と
地味ながらも、3社直通運転です。
今のところ、東京・朝9時発と昼12時発の2本(平日)が、
熱海での分割作業を行います。


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早速、作業員の方が、10号車と11号車の間に入りました。
基本編成と付属編成を結んでいる、
ケーブルなどを外していきます。

最近は、自動解結装置などを備えた列車も増えましたが、

特急「踊り子」では、アナログな分割作業が健在です。

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続いて、付属編成・修善寺行のドアを一旦閉めて、
東京寄りにゆっくり1mほどバックさせます。


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オーライ、オーライ…、ハーイ、ストップ!


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分割完了!

右手が3035M、特急「踊り子115号」伊豆急下田行。

左手が4035M、特急「踊り子115号」修善寺行です。

この2つの「踊り子」を使って作られたのが、

西村京太郎トラベルミステリーの「L特急踊り子号殺人事件」ですね。

全く余談ですが、私が最初に長い文章を書いたのは、

中学生の頃、西村京太郎氏のパロディを作ったことかも!?

身延線と下部温泉を使って、

「急行富士川殺人事件」とか書いた記憶があります。


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さあ、隣の4番線をのぞくと、今度は熱海13:25発、
上り「踊り子108号」の併合作業が進行中です。

こちらは、付属編成の修善寺発が先に到着し、

これに、伊豆急下田発の基本編成が増結する感じです。
熱海駅の13:20~23分の3分間は、
毎日、2つの「踊り子115号」と「踊り子108号」、

全部で、4本の「踊り子」が集結している珍しい瞬間ですね。


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さて、伊豆急下田行きは、

熱海から伊東線を南下していきます。

伊豆多賀の手前、海がパァッと広がる景色は、

いつ見ても好きですね。


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13:44、特急「踊り子115号」は、伊東に到着。

ここから伊豆急行線に入ります。

熱海以南の伊東線~伊豆急行線は、単線なので、

列車行き違いの待ち時間が意外にあります。

この「踊り子115号」は、伊東で4分停車。


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ちょうど小腹も空いてきたので、

4分間の停車時間を使って、

いつも当ブログをのぞいて下さっている

伊東駅弁・祇園さんの売店を訪ねます。
http://ameblo.jp/gionzushi/

伊豆急下田行きなら、売店のある1番線に停車。

停車時間が長い列車なら、これは「買い」でしょう。

踊り子号では、概ねグリーン車(4~5号車)辺りです。

しかも、昼時の列車には、長めの停車時間が多いです。


(参考…伊東の停車時間)

「踊り子107号」(11:45~48、東京10:00発)

「スーパービュー踊り子5号」(12:43~46、東京11:00発)

「踊り子115号」(13:44~48、東京12:00発)


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伊東といえば、何はともあれ「いなりずし」!

去年の4月にもご紹介しましたね。

http://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/entry-10518945672.html


でも、今回は、ちょいとグレードアップバージョン!

「いなりのり巻詰合せ」にしてみました。


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経木のフタが現れると、も~ドキドキですね!

木と食材の香りが入り混じった独特の香りこそ

食欲をそそる、駅弁の醍醐味!


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あま~い4つのお揚げ、4つの干瓢巻き。

口の中に広がる酢飯の心地よい酸味。

シンプルなのに、なぜこんなに満たされるんでしょうか。

また、しっかり時間を取って、お邪魔しますね!


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熱海の駅弁は、小田原と同じですし、

伊豆高原の駅弁は、下田と同じ。

でも、伊東の駅弁は、伊東でないと買えません。

ジュワっとお揚げで、体に沁み渡る甘み。

一度体感すべし。


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さあ、フジサンケイレディス「川奈の12番」でおなじみ
川奈埼灯台を望みながら、

まだまだ伊豆半島を南下します。