583系「夏休み東北縦貫号」に乗る~福島駅「福島の祭弁当・萬笑桃源」(1200円) | 駅弁ブログ ライター望月の駅弁いい気分

583系「夏休み東北縦貫号」に乗る~福島駅「福島の祭弁当・萬笑桃源」(1200円)


二本松・12時19分発の福島行きを待つつもりで
出掛けたところ、12時01分に臨時列車があるとのこと。
その列車とは、お盆期間の臨時快速列車「夏休み東北縦貫号」。
郡山から盛岡まで乗り換えなしで結んでしまおうという
「青春18きっぷ」利用者のためのような列車で、
しかも、特急用車両の583系を使用するとは太っ腹!
こんなところで、583系に乗れるとは思いませんでした。
(583系(581系)とは国鉄時代に開発された世界初の寝台電車。
初の昼夜兼用の特急電車として、東北本線「はつかり」などで活躍。
現在は、大阪~新潟間の、急行「きたぐに」で定期運用されるのみ。)




重厚なモーター音を響かせてホームに入ってくる様子は、
まるで、昭和40年~50年代の東北本線のような雰囲気。
車内は三段寝台仕様ということで、高い天井。
お客さんも、東京方面から乗り継いで、
青森、北海道方面へ向かう人ばかり。
あとビジネスな感じの人がいれば、まさに「往年の東北特急」再現!
ま、それを望むのは贅沢ということか!?


さて女子ゴルフで上田桃子プロ優勝!ということで、
今日は「桃」の駅弁…ってわけにもいかず、
せめて「桃」が名前に入った、ウェルネス伯養軒の駅弁
「萬笑桃源」を紹介しましょう。
「壱香味」「弐香味」の2箱に福島の名物が詰まった駅弁。
店員さん曰く「福島駅では1日5個くらいの限定発売」とのこと。
今回、昼過ぎに購入した際は、ちょうどラスト1個でした。




「壱香味」
伊達鶏ゆず味噌焼き
鶏そぼろ
錦糸卵
小きゅうりの味噌漬け
セリの醤油漬け
福島県産コシヒカリ
若桃シロップ漬け
白桃わらび餅

「弐香味」
うつくしまエゴマ豚のとんかつエゴマソース漬け
会津煮(棒鱈、しいたけ、フキ、舞茸、人参)
いわき名産めひかりの磯辺揚げ
福島県産コシヒカリ

「壱香味」の重は「鶏」、
「弐香味」の重は「豚(トンカツ)」がメイン。
鶏は「伊達鶏のゆず味噌焼」。
豚は「うつくしまのとんかつエゴマソース掛け」と、
ローカルブランドの肉が使われています。
福島コシヒカリ、きゅうりの味噌漬けなど、
ベーシックな部分のレベルも高く、限定商品となれば、
これは手を出さずにはいられないでしょう。
思いのほかいい駅弁に出会いました。



福島駅で583系電車が、

JR世代の719系やE721系と並ぶと、
まさに「格の違い」が際立ちますね。
もう40年戦士くらいの車両なので、
いつ引退してもおかしくない状況。
以前、特急「かもしか」で、奥羽本線を乗ったことがありましたが、
東北本線では、貴重な乗車体験となりました。