飯坂温泉へ行く~郡山駅「相馬野馬追弁当」(1000円) | 駅弁ブログ ライター望月の駅弁いい気分

飯坂温泉へ行く~郡山駅「相馬野馬追弁当」(1000円)


郡山から福島へ移動して飯坂温泉へ。
福島交通飯坂線のホームは、阿武隈急行と同居。
阿武隈急行には、JRから移籍した417系が健在です。


福島駅から、飯坂温泉までは20分ちょっと。
飯坂温泉は、鳴子温泉、秋保温泉と並ぶ、奥州三古湯ですが、
今も「バブルに踊っちゃったんだろうなぁ…」という雰囲気が…。
その中にあって、少しずつ地に足のついた展開も感じられます。
中でも、飯坂温泉の共同浴場「鯖胡湯」は風情ある建物。
残念ながら、中の撮影はNG。
無色透明、無臭、47度のお湯は、いたってシンプル。
かけ湯をたっぷりしないと、じっと入っていられませんが、
なかなか、入り甲斐のあるお湯。
単純泉の良さを改めて実感。
目の前の“よろず屋”で牛乳を探しましたが売り切れ。
代わりに、冷えたラムネを頂きました。
番台さんに訊けば、源泉自体は八幡神社の裏手とのこと。
実際に足を運んでみると配湯場があって、
ゴボゴボっという音と共に、各宿へお湯が配られているようです。

ただ、この無色透明というのが厄介なところで、
素人には、いわゆる循環をしてもわかりにくい。
「資源の保護」から集中管理をすれば、なお差が出にくい。
今は「この宿の、このお湯に入りたい…」という欲求が高いだけに、
飯坂のような大きな温泉地は、試練の時期。
でも、世の中というのは、振り子が触れると、
揺り戻しという時期があるはず。
いつかは「単純泉」がフィーチャーされることもあるんじゃなかろうかと、
ひそかな期待を抱いたりもするわけです。



郡山・福豆屋の夏限定駅弁

「相馬野馬追(のまおい)弁当」です。
7月の相馬野馬追に合わせての発売ということですね。
ただ、中通りの郡山で、浜通りの相馬の話をされても
あまりピンと来ないのも正直なところ…。




実際、入っているのも「うにめし」と「鮭めし」。
でも、内陸・郡山の駅弁で「海の幸駅弁」を食べられる
「珍しい機会」と考えれば、とても貴重な体験となりましょう。
この駅弁は、もう買った時から「お祭り」なんです。
タテ型、三段重と、容器もまさに「お祭り」仕様。
出来ることなら、磐越東線でいわきを目指しながら
いただくのが、最も旅情を味わえるかもしれません。




東北本線もE721系の天下になっています。