路線そのものが文化財!フラワー長井線~米沢駅「米沢ぎゅうぎゅう弁当」(1100円) | 駅弁ブログ ライター望月の駅弁いい気分

路線そのものが文化財!フラワー長井線~米沢駅「米沢ぎゅうぎゅう弁当」(1100円)

 

山形鉄道フラワー長井線は、

実は路線自体が、天然記念物のような存在。

日本の鉄道草創期に作られた

「鉄道遺産」とも言うべきモノが、

普通にひっそりと観られるんです。

中でも、終点・荒砥駅近くにかかる

最上川橋梁のトラス橋は、

明治時代に、東海道本線の木曽川橋梁で

使われていたもの。
左沢線(あてらざわせん)の橋梁と分け合う形で、
今も現役で活躍しているんです。


 

また、沿線の小さなガードなどにも、
19世紀の年号が刻印された

舶来の資材が使われていたりします。

ちなみに、長井線の沿線は、

国の天然記念物に指定されているような

桜が点在していることでも有名です。
一般的には映画「スウィングガールズ」でも

有名になりました。

 

 

さて、米沢駅弁・新きねやといえば、
誰でも知ってる「牛肉どまん中」が有名駅弁ですが、
この「牛肉どまん中」とほぼ同じ値段で、
「米沢ぎゅうぎゅう弁当」にたどり着けます。

 

「どまん中」では、牛丼しかいただけませんが、
コチラでは、山形を代表するおかずも

食べられるとは、なんと太っ腹な駅弁でしょう。
牛肉はもちろん、芋煮、玉こんにゃく、鯉の甘煮まで…。

 

元々、2年前の「やまがた花回廊キャンペーン」に合わせて
出された駅弁のようですが、この春から復活。
花回廊のシーズンは終わりましたが、
今回は米沢駅の売店で購入することができました。
米沢の新きねやの売店を訪ねると、
何も考えずに「どまん中!」という人がいますが、
もしも、在庫があるようなら、こちらを手にとってみてください。
きっと後悔しないと思います。





西大塚駅、羽前成田駅といった

東北有数の古さを誇る木造駅舎には、

昭和30年代とみられる、新幹線開業前の

全国路線図が廃材とともに残っている駅もあって、

渋い魅力がいっぱい!

これからの秋、稲穂垂れる水田地帯の中を、
トコトコ1両で貫くかわいいディーゼルカーに揺られながら、
都会では見られない、青い空を観るだけでも、
心洗われる気持ちになりそうです。

※2015年5月28日(木)、一部改訂・追記

フラワー長井線「西大塚駅」は、今年になって、

国の登録有形文化財への答申が行われました。