寝台特急「あけぼの」シングルデラックス~大館駅「鶏めし」(850円)
夜の秋田駅へやってきました。
21:23発、寝台特急「あけぼの」上野行に乗ります。
「あけぼの」は、最後の上野発青森行の夜行列車。
高崎線、上越線、信越本線、羽越本線、奥羽本線経由で
上野と青森を結んでいます。
この時間に乗って、上野には朝7時前なので、
秋田エリアでは、やはり使いやすいですよね。
青森からおよそ3時間をかけて、
21:20過ぎ、EF81を先頭にブルーの客車が、
秋田駅4番線に入ってきました。
この日のEF81は、昭和54年生まれの「137号機」。
ひさしが付いた、「あけぼの」では、おなじみの機関車ですね。
オーソドックスなB寝台の車内。
羽後本荘まで指定席となる車両は、
秋田を出てから、ベッドメイキングが行われていました。
このほか、リネンを省いた「ゴロンとシート」もあります。
ついつい飲みたくなってしまう「冷水器」。
ビミョーな紙コップがいいですね。
人気のB寝台個室「ソロ」。
あけぼのは「ソロ」の比率が高いのが、
嬉しいですよね。
でも、今回乗るのは?
A寝台「シングルデラックス」!
さっそく、その扉を開けますと・・・。
やはり、A寝台は贅沢に空間が使われています。
ま、トイレは共用ですが、
普通のシティホテル並みの空間といったところか。
補助ベッドがあるので、実は2人でも使えます。
サンライズなどでは、各個室に電源がありますが、
24系(25形)客車の場合、シングルデラックスだけ、
普通に使える「電源」があります。
(洗面所の電源を使うという荒業もありますが・・・)
折り畳み式の洗面台と、オーディオサービスです。
BGMが3チャンネル、映画が2チャンネル。
映画は、寅さんが流れていました。
飛行機の場合、ANAでは飛行機オリジナルの
「オールナイトニッポン」が流れていたりするのですが、
JRも北海道行きの寝台特急や、新幹線などと共用で、
オリジナル番組があると、もっと冴えるんですが・・・。
ちなみに、洗面台を開くとこんな感じ。
ちなみに、JRのA寝台は、昔の名残か、
アメニティセットには、気合が入っていて、
なんと、「あけぼの」オリジナル!
ヘッドマーク入りポーチが手に入ります。
ただ、「あけぼの」って、シャワーがないのが残念。
上り「あけぼの」に乗る前は、青森市内の温泉などで、
きちんと汗を流して、サッパリしてから乗りましょう。
もちろん、食堂車もないので・・・。
大館駅弁・花膳の「鶏めし」で腹ごしらえが基本!
比内地鶏の故郷、大館の名物!
シンプルながら、彩りも華やかでいいですね。
肉そのものもさることながら、
出汁のしみ込んだご飯にノックアウトされてしまいます。
何度食べても、また食べたくなる味です。
上野駅13番ホームには、定刻通り、朝6:58の到着。
カニ24が最後尾です。
そして、牽引してきたのは・・・?
この日は、1051号機。
こちらも「あけぼの」では、常連の機関車ですね。
改めて、夜行列車の旅はいいもんです。