小田急・特急ロマンスカーVSE展望席で箱根へ行く~新宿駅「ロマンスカーVSE弁当」(1000円)
土曜日は、朝の新宿駅にやってきました。
小田急新宿・朝9時発の特急ロマンスカー
「スーパーはこね9号」に乗ります。
普通の「はこね」は、町田、本厚木などに停車しますが、
「スーパーはこね」は、途中、小田原1駅停車で、
終点・箱根湯本へ向かいます。
この日の「スーパーはこね9号」には、
小田急のフラッグトレイン、
50000形ロマンスカーが充当されました。
50000形は「VSE」と呼ばれ、
2005年に、箱根観光の原点に返って、
久しぶりに展望席を復活させたロマンスカーです。
さあ、さっそく乗りこむことにしましょうか!
車内の売店も、開店準備に追われていますね。
オレンジの鮮やかなリクライニングシートが
まぶしいですね。
ロマンスカーですから、真ん中の肘かけはありません。
私は1人で乗るんで、あったほうが嬉しいですけど…。
実は今回、偶然、展望席が1席だけ空いていたので、
初めてロマンスカーの展望席に乗ってみることにしました。
展望席は、1号車の1番から4番までの各A~D席で、
予約枠は一般席と別になっていますが、特急料金は同じ。
新宿~箱根湯本間は、運賃に「870円」の追加となります。
行ってみると…運転士さんが「よろしくお願いします!」と
元気にあいさつして、はしごを登って行くところでした。
電動の梯子が“ウィーン”と音を立てて収納され、
運転士さんが2階の運転席に吸い込まれていきました。
では、出発進行!
代々木上原では、常磐線各駅停車からやってきた
JR東日本の203系が到着したところ…。
203系も間もなくE233系2000番台と交代ということで、
この前面展望も過去帳入りする時が近づいています。
小田急線では、複々線化工事が進んでいます。
元々、ラッシュ時の鈍足ぶりは不人気でしたから、
早々に工事を進めてもらいたいものです。
すれ違うのは、東京メトロの6000系です。
こちらも来年で40年。
新鋭の16000系と交代が進んでいきそうです。
JRからやってきた特急ロマンスカー「あさぎり2号」。
同じJRでも、JR東海・静岡車両区所属の371系です。
静岡県の沼津を朝8:00に発車し、御殿場線経由で、
松田から小田急線に入り、およそ2時間で新宿に到着。
特急ロマンスカーの中では、「メトロはこね」と同じくらい、
ほぼ「2時間」の旅が楽しめます。
ちなみに371系は、この1編成しかないため、
検査などの時は、小田急20000形が代走します。
前面展望を楽しんでいると…、
アテンダントの方が、注文をとりに来ました。
そう、VSEは、ロマンスカー伝統の名物、
「シートサービス」を頼めるんです。
頼んだのはもちろん、VSEに因んだ
「ロマンスカーVSE弁当」です。
2度目の紹介ですが、改めて…!
なんと「VSE」を模した形になっています。
もちろん、容器は土産で持って帰ってもOK。
プラスチック製なので、そんなに荷物にはなりません。
席が押さえにくいので、なかなか出来る体験ではありません。
VSEの屋根をパカッとあけると、
おや!リニューアルされていますね。
以前はオムライスなどが入って、
それなりのボリュームがあったんですが、
揚げ物の海苔巻き、海老フライ、ハンバーグなど、
以前より、軽めの中味になりました。
去年、ブログに書いた時は…
「ちょっと高いんじゃないの?」と思ったのですが…
http://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/entry-10377363686.html
箱根の旅というトータルで考えてみると、
ロマンスカーに乗る時間は、およそ1時間半。
しかも、朝飯後、昼飯後といった時間帯が多い。
さらに、宿のボリュームのある夕食前、朝食後。
その中で、お腹を気にせず食べられて、
容器を土産で持ち帰るのに難儀したくない…。
そんな状況下で、やや軽め、乾きものの内容にし、
紙のシートを敷くことで、容器を「洗うことなく」、
持ち帰ることが出来るようにした判断は、いいんじゃないかと思います。
食事の後は、ホットコーヒーを1杯。
ロマンスカーのロゴが入ったコップで
出してくれるのが嬉しいですね!
乗務員の方が気さくに記念写真を撮ってくれたりします。
この辺り、さすが、小田急の看板列車だけありますね!
小田原から箱根登山鉄道に入って、
湯本の手前、入生田(いりうだ)では、
上りロマンスカーと最後のすれ違い。
やってきたのは、今のロマンスカーでは最古参の7000形です。
さあ、箱根湯本駅のホームに滑り込んできました。
清掃員の方も一礼して、ロマンスカーを迎えます。
朝10:25、定刻通り、リニューアルされて間もない
箱根湯本駅に到着。
新宿から85分の旅は、あっという間でした。
この「ちょっと短いなぁ…」というのが、
次への枯渇感をかき立てるには、ちょうど良かったり!?
箱根湯本駅のホームには、まさか駅弁の立ち売り???
と思いきや、実は「温泉まんじゅう」の立ち売り。
人気の箱根土産の一つ、「箱根のお月さま」の販売員の方が、
“駅弁”スタイルで、”まんじゅう”を売ってます。
この11月から、このスタイルでの販売が始まったとか。
せっかくなら駅弁気分で、温泉まんじゅうを
手にしてみてはいかがですか?
さあ、これからしばらくは、箱根スペシャル!
そして、先日、ラジオ番組の中でも申し上げましたが、
新年2日、ライター望月は、「箱根駅弁」を敢行致します。
東京・大手町から、箱根駅伝の1区から5区まで、
東海道線で駅伝ランナーを追いかけながら
できるだけ、新年ならではの駅弁を購入。
果たして、大混雑を乗り越え、駅伝ランナーに勝つことが出来るのか?
駅弁と駅伝のコラボーレーション!
1月2日以降、随時アップしていきますので、
気が向いた方だけご覧下さい。