パソコン 確かに私は同級生の中で、使えていない方でした。

でも今なら負ける気はしない。

資格も色々と取ってきた。

全てはあの日から始まった。

 

1999年4月 私は生徒会の会計をしており、決算報告をしなくてはならなかった。

その時、パソコンを使って書類を作成することになっている。

当時の私は恥ずかしながら、ローマ字すら怪しかったし、パソコンの電源はどこで入れるのかさえも分からないほどでした。

 

ローマ字を覚えることから始めたものの、どこにそのローマ字があるか探すのに苦労していたのを覚えている。

先生とマンツーマンで作成をすることにしたのだが、

「ソフトはどれでやる?一太郎?表計算?」と聞かれても全く分からなかった。

簡単に出来ると言われた一太郎で作成をしていった。

線を引くのも、分からず、そして消し方も分からない。

なんとかやって一時間半かかって作成したのである。

 

そして1999年9月に意見発表会の原稿をパソコンで作成することになった。

この時はローマ字はほぼ覚えていたもののまだ、人差し指と中指のみで打っている感じでした。

そして「文字のポイントが合わないよ。揃えて」と言われても意味が分からなかったり、保存方法や、印刷の仕方も分からず、同級生頼みでなんとか仕上げていた。これも1時間半かかったのを覚えている。

 

それから時は流れ、2018年の私ならば

決算報告はエクセルで10分もあれば終わる。表計算でやったほうが今はくそ早く終わる。WordでやるよりもExcelのはずなのに、なぜ、当時は一太郎でやったのか?謎である。

原稿は早くて20分以内に打ち終わるだろう。10分間で500文字近くは打つ今。

 

当時はできなかったキーボードを見ずに打つブラインドタッチを習得したおかげで、今では長文を打つのはかなり早くなり楽になりました。

もちろんこの記事はパソコンからの投稿である。

 

この屈辱があって私はパソコンをバリバリと使いこなせる大人になろうと決め、高校では独学をこっそり進め、国リハで一気に力をつけてきたつもりである。

 

今では自分専用のノートパソコンもあり、パソコンのトラブルも自分で解決できるまでになった。

 

全てはあの屈辱がなければ私はパソコンに強くはならなっただろう。