
スマホやケータイが普及し、どこに行くのにも大変便利になった。多少迷っても地図アプリを利用すれば、すぐにどこら辺にいるのか大体わかるからだ。GPSのおかげで、かなり正確に自分のいる位置を把握することができ、無事に目的地に到達できる。
しかし以前は地図が頼り。とくに繁華街で目的の店を発見するのに、苦労した経験のある人もいるだろう。どこに行っても小さな繁華街には、店の場所を示す地図が道端に貼り出されていたのだが、実はアレ、広告であることを知っていただろうか? 勝手に名前を掲載されていても店舗はお金を徴収される場合がある。
・私の経験
これは私(佐藤)の経験に基づいた話である。地元の島根にいる頃、バーで務めていたことがあった。もうかれこれ15年も前の話である。その当時、3カ月に1度くらいのペースで訪ねてくるナゾのオジサンがいた。
・忘れた頃に来るオジサン
そのオジサンは必ず営業時間前にやって来る。そして、「今回もよろしいですか?」と言ってお金を催促するのだ。街の地図の広告料を「よろしいですか?」と徴収しに来るのである。掲載をお願いした覚えはないのだが、“そういう決まり” だというので、3000円くらいを支払っていた覚えがある。
・社名も忘れてしまった
たしか名刺をもらった覚えがある。電話帳で会社を調べればよかったのだが、私が在籍している間は一度も調べることをしなかった。今のようにネットが普及していれば、すぐにでもその所在を明らかにできたかもしれないのだが、今となっては会社名も忘れてしまった。
いまだにこのような形で、広告料を徴収するケースはあるのだろうか? スマホが普及してから、街の地図はあまり役割をはたしていないように思う。しかし、それはそれで少しさみしい気もするのだ。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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