わんわんお♪
(゜゜;)\(--;)
おいおい、アップしてるやんけ!
まぁ、
書き上げれたので、
アップしました...♪
予定は、未定なんで(笑)
【リュカオンはBARにいる♪6】
「エピソード:神隠しの井戸」
全ての事象には必ず理由がある♪
その夜のBARは、
ギルメンの仔猫ちゃん達で、
賑わっていた。
おいらも、
もちろん輪の中にいた♪
おいらが、
三杯目のバーボンロックを
飲み干した時、
レモンが、
おねだりをしてきた。
レモン
「マスター、
何か事件の話を聞かせて下さい。」
おいらは、
マルボロに火を点けた。
おいら
「事件の話?
そうだねぇ~...。
じゃあ、
不思議な話をしてあげようかな♪」
おいらは、そう言って、
仔猫ちゃん達の顔を見渡した。
そして、
おいらは、
話を始めた...。
これは、
知り合いの刑事から、
聞いた話である。
父親殺しで捕まった、
アサミチが、
取り調べで語った話である。
アサミチは、
「神隠し」の伝承がある、
ある山村の出身であった。
名門の神主の家に生まれ、
父親の厳しい教育の中、
育った。
行く行くは息子を
神主にしたいという、
親心からだろう...
しかし、
幼少の頃のアサミチは、
そんな事とは、
当然気付かない...
子供の頃にアサミチは、
妹を殺した。
泣き止まない妹を突き飛ばすと、
頭を打ち、動かなくなったのだ。
子供のアサミチは、
ただ怖くなり、
敷地内にある、
長い間使用いない、
そして、
誰も近づかない、
古い井戸(深さは1mくらい)に、
妹の死体を投げ入れた...
その井戸は、
「神隠しの井戸」と呼ばれていた。
言い伝えでは、その井戸は神様への
生け贄に使われていたらしい。
そして、
次の日、
不安になったアサミチが、
井戸を見に行くと、
そこに妹はいなかった...
近所では、妹は行方不明、
「神隠し」にあったのだろうと、
いう事になっていた。
アサミチが、
次にこの古い井戸に
死体を投げ入れたのは、
17歳の時だった。
学年で成績トップを争っていた
同級生と口論になり、
ナイフで刺してしまった。
投げ入れた次の日、
やはり、死体は無くなっていた。
20歳の時に交際相手を殺して、
井戸に死体を投げ入れた時も、
同じであった。
「神隠し」の井戸は、
死体を消す...
その後、
厳格だった父親が、
痴ほう症を患った。
介護に疲れたアサミチは、
痴ほう症の父親を殺し、
井戸に死体を投げ入れた...
しかし、
父親の死体は、
井戸から消えなかった...
遺体が発見され、
アサミチは、
逮捕となった...
これが、
事件の全容である...
おいらが、
話を終えると、
仔猫ちゃん達は、
ポカーンとしていた。
カリン
「えっ、どういう事ですか?」
カリンが、
たまらず口にした。
(-_- ) フッ、難しいかな...♪
からあげ
「つまり、
父親が死体を処分していた、
という事ですね、マスター。」
おいら
「正解♪」
何とも、
言えない、
事件だね...
おいらは、
静かに、
マルボロの煙を、
吐き出した...
(-。-)y-~ フゥ~
「神隠し」
人間がある日忽然と消えうせる現象。
神域である山や森で、人が行方不明になったり、街や里からなんの前触れ も無く失踪することを、神の仕業としてとらえた概念。古来用いられていたが、現代でも唐突な失踪のことをこの名称で呼ぶことがある。
おしまい♪
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