【リュカオンはBARにいる♪5】
(エピソード:誰かいる...後編)
(リュカオンsBAR内)
おいら
「で、どんな感じなの?
警察としては?」
白雪姫が、
電車に引かれて死んだ、
二時間後、
おいらは、
知り合いの刑事を
BARに呼んでいた。
グレイ警部
奴とは古い付き合いになる。
ストーリーブログ
「ダンス・イン・ザ・ダーク」参照♪
グレイ
「警察は、
他殺と自殺の二面からの捜査を
行ってます。
今は、
交際相手を手配している所ですね。
しかし、
なんでも被害者が、
昨日、
マスターの所に来たそうですね。」
おいら
「うん、事件の依頼でね♪
で、
出来れば、被害者の部屋を
見たいんだ♪」
グレイ
「なるほど...。
では、行きますか?
車の中で詳しく聞きます。」
そうして、
おいら達は、
白雪姫の自宅に向かった。
白雪姫は、
女性専用マンションに住んでいた。
セキュリティも申し分無かったので、
簡単には、マンション内、部屋への
侵入は難しそうだ。
主を失った彼女の部屋は、
可愛らしい部屋だった。
(x_x;) 何か、居心地悪いね(笑)
グレイ
「ざっと、鑑識が調べましたが、
特に怪しい所は無いという事です。
部屋はこの通り、整理整頓の行き届いてますが、クローゼットの中がグチャグチャという具合で...」
おいらは、
あるものを捜した。
例のノートである。
それは、
すぐにみつかった。
グレイ
「それが、例のノートですか?」
おいら
「うん、そのようで♪」
ノートの中身は、
白雪姫の言った通りで、
初めは、
天気がどうの、
美味しい店がどうのと、
たわいの無いものだった。
しかし、
ある時から、
初恋の時の様子、
仕事の内容、
彼氏の事など、
かなり込み入った内容に
なっていた...。
途中からは、
新たな筆跡が加わっていた。
白雪姫が、
謎の人物へ書き込みをして、
文通のようなやり取りに
なっていた。
おいら
「で、こいつを
ちと調べて欲しいのよ...」
グレイ
「と、言いますと?」
おいら
「うん、
帰りの車の中で話すわ♪」
そうして、
おいら達は、
マンションを後にした。
おいらは、
BARで降ろしてもらい、
グレイと別れた。
グレイ
「では、わかり次第ご連絡を。」
おいら
「よろしくね♪」
おいらは、
グレイの車を
見送り、マルボロに火を点けた。
店から、
助手のアリスが出てきた。
アリス
「マスター、彼氏が身柄の確保を。」
アリスが言った。
(-_- ) フッ、解決も近いな♪
そして、
おいらはBARに戻った。
(三時間後、BARにて)
電話のベルが鳴った時、
おいらは、仔猫ちゃん達と
グラスをかわしていた。
グレイからの電話だった。
グレイ
「マスターの言われた通りでした。
ノートの筆跡は似ていますが、
その筆圧から、
右利きの者と左利きの者の
二名の記入でした。
そして、
彼氏には、
確固たるアリバイはありましたが、
やはり、被害者に暴力をふるっていたようですね。
それも、ここ一ヶ月くらい前から。」
おいらの仮説通り♪
グレイ
「と言うことで、
やはり、マスターの言った、
自殺、
の線で収まりそうです。」
グレイは、
それだけ言うと、
電話を切った。
アリス
「やはり、
自殺ですか、彼女...」
おいら
「うん、
あの部屋へ頻繁に出入りするのは、
不可能だよ。
で、
悲しい生い立ち、
彼氏の暴力、
二つの筆跡、
考えられるのは、
彼女が、
二重人格者だという事...。
悲惨な過去を忘れたいが為に、
生まれたもう一人の自分...。
それが、
彼氏の暴力で抑圧されて、
表に出てしまった...。
どっちも一ヶ月前から、
始まっている...。」
アリス
「現実の彼女は、左利き。
もう一人の彼女は、右利き。
だから、
ノートには、
二つの筆跡ですね。」
アリスが、鼻高々な感じで言った。
(ノ◇≦。) 嫌なやつ~
(-。-)y-~
本当の王子様は、
来なかったのね、
白雪姫....
「白雪姫」
ある国に「白雪姫」と称される容貌に優れた王女がいた。
しかし彼女の継母(グリム童話初版本では実母)である王妃は、自分こそが世界で一番美しいと信じていた。
彼女が秘蔵する魔法の鏡は「世界で一番美しいのはだれか」との問いにいつも「それは王妃様です」と答え、
王妃は満足な日々を送っていた。
白雪姫が7歳になったある日、王妃が魔 法の鏡に「世界で一番美しい女性は」と訊ねたところ、「それは白雪姫です」との答えが返ってくる。
怒りに燃える王妃 は猟師を呼び出すと、白雪姫を殺し、証拠として彼女の肝臓(※作品によっては心臓となっている)を取って帰ってくるよう命じる。
~略~
おしまい♪
あとがき(言い訳?)...(-_-;)
何か、
中途半端な本格?ミステリーに(涙)
所詮、こんなもんですわ(笑)
で、
推理小説の王道の「二重人格者」と
いう素材に挑戦、玉砕...(ノДT)
また、やります、こりずに...(涙)
では、
ゲッゲ~ロ♪
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