【リュカオンはBARにいる♪4】
「エピソード:誰かいる...前編」
全ての事象には必ず理由がある♪
ダ・ヴィンチですね!
(-_-;)
いや、ガリレオでしょ...(涙)
(リュカオンBAR 事務所)
テーブルの向こうでは、
憂いを秘めた、
怪しい雰囲気の女性が、
おいらをみつめていた。
彼女の名前は、
白雪姫....
依頼人である♪
彼女の口は重く、
依頼のすべてを聞くまでに、
おいらは、アリス特製の
フルーツパフェを三つも
空にした...(笑)
(-_- ) 甘いのも大好きさ♪ゲフッ、
彼女の生い立ちと依頼の内容は、
以下の通りである。
彼女は、
不幸な幼少時代を送ったようだ。
アル中の父からの虐待、
その果ての無理心中...
彼女は、
何とか一命をとりとめたが、
しばらくは施設で過ごしたようだ。
(-。-)y-~ ディープだぜ...
その後、
卒業、就職と普通の人生を
送ってはいたが、
先月から、
彼女の回りで奇妙な出来事が
起こり始めたようだ...
白雪姫
「誰かが、
部屋に入ってるみたいなんです...」
おいら
「不法侵入...?」
白雪姫
「ええ。
でも、何も盗られてはいないんです。
痕跡だけ残して行くんので、
気持ち悪くて...」
おいら
「痕跡?」
彼女が言うにはー
いつからか、
机の上にある、
ノートに、
知らない書き込みが...
( ̄▽ ̄;)
ゲスノートじゃあないよね...
(リュカオンはBARにいる♪2参照)
最初、
ノートにはありきたりの事だけが
書いてあったが、どんどんと内容が
濃くなっていった...
決して、
脅迫じみた内容では無く、
彼女しか知らない事が
書き込まれるようになり、
より怖くなってきた...
二ヶ月前から付き合いだした
彼氏にも相談はしたが、
取り合ってはくれなかったらしい...
彼女との会話の中、
おいらは、
彼女の腕などにアザがあるのを
見逃さなかった...
そして、
彼氏の話をした時の、
彼女の顔のこわばりも...
(-。-)y-~
AV、いや、DV だな...
白雪姫
「探偵さんに、
是非、
この謎を解いて欲しいんです!」
そう言って、
彼女は右腕にはめている
腕時計に目をやっていた。
おいらは、
頻繁に腕時計を見ているのも、
見逃さない...
おいら
「とりあえずは、
そのノートとお部屋を
拝見したいですね♪」
白雪姫
「そうですね....。
では、また、明日ご連絡します。」
そう言って、
白雪姫は、足早にBARを出た。
おいらは、
マルボロに火を点けた...
(-_-)/~~~
ストーカーまがいの事件のようだが、
引っ掛かる点がたくさん有りすぎる..
おいらの
虹色の脳細胞が、
そう告げた。
アリス
「あまり良い彼氏では、
なさそうですね...」
助手のアリスが、
机の上を片付けながら言った。
(-_-;)
中々、鋭いやつだ♪
おいら
「なぜそう思う?」
アリス
「女のカンですね、
というのは冗談で、
アザが気になりました...
そして、
時間を気にするのは、
束縛されているからかと...」
(>.<)y-~
侮れないやつ...
おいら
「まぁ、ノートや部屋を
見ないと何とも言えないが、
仮説は出来てる...」
アリス
「ですね♪」
( ̄▽ ̄;) えっ、マジで?
しかし、
約束の次の日、
白雪姫からは、
連絡は来なかった。
正しくは、
連絡をする事は、
不可能だった。
なぜなら、
彼女は、
ニュースに出ていたからだ。
電車に引かれて死んだと...
つづく♪
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