「ダンス・イン・ザ・ダーク24~マスターゼロ外伝」~気ままに「秘宝探偵キャリーMAX」 | ジョリリのブログ「秘宝探偵キャリーとか...」

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こんばんニャ♪


ギルド
「リュカオンs BAR」

ギルドメンバー20名に!

あっ、
サブ入ってるか....∑(゚Д゚)


Dさんとかは、
「ブログ読んでます」メールから、
引きずり込んだりして...

枠も広げました....


そして!


また凄い方が、
出向という形?で、入会!!

凄いという、凄いは、
キャラが凄いという、凄いです...

(゜゜;)\(--;) ナンヤネン、ソレ?


キャラが固まっている?

なりきっている?


例えば、

ユグドラシルのぽこたん...

不思議な猫さん...

おいら?(笑)


で、

新メンバー、

クランキーさん...

第一声...


新たに加えらせて頂き申したm(__)m
御仁方♪宜しくお頼み申す...



( ̄□ ̄;) 侍?武人口調!



おいら、
この方、大好き(笑)


タコの介三太夫さん、ありがとう(涙)




そして、

感動巨編?

今回で完結.....(涙)





(ノ^^)八(^^ )ノ(ノ^^)八(^^ )ノ






【ダンス・イン・ザ・ダーク】




「エピソード24:終章~フウ船」





あの闘いから、

三ヶ月後....






(ユグドラシル城下町)








ギルドの聖地
ユグドラシル王国にて、

王宮主催の
破滅の使者討伐のパレードが、
討伐隊の回復を待って、
華やかに行われていた。


また、

このパレードは、

ギルド「シャドームーン」
二代目マスターのお披露目でも
あった....





「マスター、

もっと、笑顔で、

手を振ってください!」

参謀のエルが言った。






「うるさい!

ワタシはなぁ、

こういうのが、

大嫌いなんだ!」

マヨエルは、
ひきつった笑顔で、
大衆に手を降っていた。


そして、

「おい!

このパレードは、

いつまでに続くんだ!」

マヨエルが聞いた。



「マスター、

このパレードは、

王宮まで続きます。

何卒、我慢を。」

エルが、
苦笑した。



「あ~あ。

これだから、

マスターは嫌なんだよ!」

マヨエルは、
愚痴りながらも、
大衆に手を振っていた。

そして、
手にしていた、
グングニルで、
エルをこづいていた。






(ギルド:シャドームーン・ホール)












「トル様、

そろそろお時間ですが...」

パレードの留守を預かっている、
警護隊隊長のブルが言った。






「おっ、もうそんな時間ニャ?

で、ヤツは?」

トルが答えた。




「ハッ!

ゼロ様は、

さきほど、

門の所で

お見かけしましたが...」



「分かった。

ありがとニャ、ブル。」

そう言って、
トルは、
ホールから出ていった。


「トル様、お気をつけて!」

ブルが、
トルの後ろ姿に敬礼をした。







(シャドームーン・門にて)





ゼロは、

いつものように、

門の所で
釣糸を垂れていた。



ゼロは、
今でも、時々思い返す...

あの時、
フェニックスの加護が
なければ死んでいた...


だが、
ケガは治ったものの...
限界以上の魔力を
使用してしまった反動で、
すっかり、
魔力が弱まってしまった...

「魔装転生」も、
あの日以来、使用していない...



「おう、

ここにいたニャ、ゼロよ。」

トルがやって来た。


トルもエルのおかげで、
一命は取り止めたが、
トルもゼロ同様、
魔力が弱まっていた....



「何、もうそんな時間なの♪」

ゼロは、
水面を見つめながら、
答えた。


「で、どうするニャ?」

トルが聞いた。


「う~ん、

やっぱり、このまま旅に出るわ♪

んで、

フウの故郷にでも行こうかなと♪」

ゼロが釣竿をたたみ始めた。



「やっぱり...

パレードには行かず、

ここを去るニャ。」

トルが言った。



「ああ、

どうせ、お前さんも、

ついて来るんだろ、トル♪」

ゼロが言った。



「私も、お供しますよ。

マスター。」




シバが門の影から現れた。


シバも、
フェニックスに、
救助されたらしい...



そんな、
シバを見て、
ゼロは微笑んだ....


そして、
ゼロは
空を見上げた....







空には、
パレードで放たれた、
フウセンが浮いていた...



ゼロは、
天に昇っていくフウセンを
見つめながら、
とある日の情景を思い出した...






「マスター、

闇は恐ろしいものなんですね...」


「そだよ、フウ♪

闇は、覗いちゃあダメだよ。

闇を覗く時、

その姿は、

闇からも見られてるんだよ♪

闇は、覗く者の心の底まで、

見ているんだ...

そして、

闇に引き込まれるんだ...」


ゼロは、
さらに、続けた。


「闇なんて、

寂しい所だよ。

ほら、

暗闇で踊っても、

真っ暗で、

何も見えないし、

誰も見てくれない...

楽しくないよ(笑)

やっぱりね、

お日様の下で踊らないとね♪」



「ふ~ん、

そうなんですね...

でも、僕、踊れませんよ...」

フウが答えた。

そして、

二人、笑った...






ゼロは、

天高く昇るフウセンに

向かって呟いた...

「フウ、

やっと、

お日様の下で踊れたね...

ちゃんと、

おいらが見てるから...

ちゃんと見てるからね...」






今、





フウの乗った船が、

天に向かって、

旅だった....






ゼロは、

天に昇りゆく

フウ船を

いつまでも、

見上げていた....





いつまでも、






いつまでも....









完♪






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