理由はいくつかあるが、主な理由を挙げよう。

1.梶原一騎を信用しなくなったから(梶原ワールドに不信感)
2.巨人軍、いや日本国の欺瞞に気づいたから
3.単純に物語に救いがあるから(主人公・星飛雄馬に救いがあったから)

梶原一騎の猪木監禁事件から大山倍達・極真会館への関心。漫画に書かれている必殺技(三角飛び等)、梶原氏本人の言動を見ていたら嫌気がさした。日本の柔道・空手を貶める切欠を作った極真ブーム及び分裂お家騒動、テコンドー創始など。

巨人軍に何故、星親子がお金儲けも名誉も家族団らんも捨てて捧げるのか、現実味に乏しいこと、嘘くささに自身の成長と共に気づかざるを得なかったから。そして、巨人軍が真に崇高な存在なら良いが、単なる新聞の販促、テレビ視聴率による収入目当ての金儲け主義、腐りきった内幕(巨人軍に限ったことではないが)のある団体なのに、何故、一心に身も心も捧げなければならないのか、ライバルとの切磋琢磨があるにしろ、馬鹿馬鹿しく思ってきたから。

人生を捧げる価値のあるのは真に神聖なるものに対してしかありえない。人間が唱えた神や教祖程度の存在ではそんな価値はないと考えたから。日本の滅私奉公精神の欺瞞に著しい嫌悪感をもったから。

前作では星飛雄馬の最後はあまりにも悲惨すぎたので、救いのある再登場と終わりが心地よかった(そういう点でテレビ版が雑誌版より良い)