実家に帰るたび思うこと | ekbB@blog

実家に帰るたび思うこと

以前も書いたけれど、僕の両親は、
僕が小5のときに離婚していて。

それ以来、母が父親役と母親役を兼務して、
祖母が、祖母役と母親役を兼務して、
深い愛情の下、僕を育ててくれた。

兄は兄で、僕にとって良い教師であり、
時に良い反面教師であり(笑)。
いずれにしても僕は、兄の影響を強く受けて育ってきた。

今は結婚して、子供が一人。
僕にとって甥にあたる彼を育てる兄の姿は、
いつのまにか立派な父親になっていて、
すごいな、と素直に尊敬している。


父とは普通に仲が良く、それなりによく会うし、
まるで年の離れた友人のような感覚で、色んな話をした。
※父と母が未だ仲がいいってのも、なんだか不思議だけれど(笑)

たぶん、思春期みたいな時期に一緒にいなかった分、
父とはぶつかることもなく。だから今も父との間には、
なんのわだかまりもないのかな、と思ったりする。
いわゆる反抗期みたいな時期は、存在しなかったし。


父には再婚された方との間に女の子が二人いて。
とてもかわいい、かわいくて仕方ない僕の二人の妹だ。

最近は忙しくてあまり会えていないけれど、
再婚された方を含めて、昔は良く会っていた。

15才下と18才下の妹も、僕によくなついてくれて、
僕も「育てる」という責任感がない分(笑)、
手放しでかわいがっている。

僕が30才になったとき、15才という年齢を迎えた彼女が、
どういう目で僕という存在を見るのか、
少し不安ではあるけれど。



こんなことを書くと、
なんだか赤裸々に身の上を語っているように思われるけれど、
僕にとってはこれが普通の世界で、
こういう家庭環境しか知らないから、
この手の話をすることに対して、抵抗感もまったくない。

ま、スタンダードな家族構成ではないことはわかっているけれど。




兄は両家にとって初孫だったらしく、
特に父方の家によくかわいがられていたそうで、
母方の、一緒に暮らしている祖母からしたら、
すこし寂しかったらしい。

それで僕が生まれたときは、
自分が一番この子をかわいがるんだとばかり、
全力で愛情を注いでくれたみたい。


だから今でも祖母は、いつでも僕のことを心配して、
いつも母に、僕が元気でやっているのか、
ちゃんとご飯を食べているのかって確認してるらしい。



僕が実家に帰るたびに、
やっぱり上記と同じ質問を僕にして、
「大丈夫だよ」と僕が笑えば、
「そうかい」と少し安心した顔で笑う。

深く、いっさい打算のない、純粋な愛情を感じる瞬間。



これまでの人生、たった27年間といっても、
なんだかんだ、本当にいろんなことがあった。

それでもきっと、いつだって幸せを感じていられたのは、
自分が一度だって、不幸だと思ったことがないのは、
そういう深い愛情が存在していることを、
無意識の中で、いつも感じていたからじゃないかな。


そして、これまでの人生がそうであったように、
これからの人生も、きっといろんなことが起きると思う。
単純に長さだけを考えれば、もっといろんなことが起きると思う。


それでもきっと、やっぱり常に幸せを感じていられるんだろう。
きっとこの深い愛情は、僕の中で途切れることがないし、
仮にどんなことがあったとしても、僕の中で生き続けるだろうから。






もう80才を超えて。
あちこちに老いが現れていて。

耳が遠くなっていたり。
いつのまにか、ずいぶん小さくなっていたり。



時間には限りがあるって。
それが現実なんだって。
そんなことはよくわかってる。



だから僕は、言える限りのありがとうを、
彼女にたくさん伝えようと思う。


直接伝えられる回数は、ひょっとしたらもう、
そんなに多くないかもしれない。


それでも、僕の人生が続く限り、
言える限りのありがとうを、伝え続けよう。



いろいろな親孝行の方法はあるけれど、
何より僕はまず、彼女に向ける表情が、
常に笑顔であるように。
常に幸せそうな顔であるように。


彼女がくれた愛情を、しっかり受け止めたよって、
伝わるような表情と言葉を彼女に贈ろう。



そして、僕からの愛情もしっかりと伝えよう。

愛情を伝えることの大切さを、教えてくれたのだから。




おばあちゃん、まだまだ元気に、長生きしてください。

そして、彼女と二人で暮らし、忙しく働きながら、
彼女を支えている母さん、いつもありがとう。

なかなか顔をみせられず、申し訳ないけど、
僕は元気にやっています。





実家に帰るたびに、いつも思う。

僕は、

僕が知る限り、もっとも幸せな家庭に生まれ、

僕が知る限り、もっとも深い愛情を注がれている、

僕が知る限り、もっとも幸せな人間だと。




心からの、心の底からの感謝を、二人に。