留守番電話の向こう側
割高だとはわかっていても、ついお願いしてしまう、宅配クリーニング。
接客態度もかなりよく、結構お気に入り。
今日も溜まったYシャツをクリーニングに出そうかと電話。
「毎度ありがとうございます!○○クリーニングです!」
いつも通り、『声の笑顔』をわかっている喋り方。
丁寧というわけではないけれど、聞いていて快い。
「あ、私●●と申しますが…」
こっちもいつも通り、気軽に名乗る。
そして、いつも通り、
「あ~、●●様、いつもありがとうございます!」
的なノリで返事が返ってくる。
はずだったのに。
「本日は定休日となっております。・・・」
僕の言葉に何かかぶせてくるかと思ったら、留守電のアナウンス。
オリジナルのアナウンスを吹き込んでいるらしい。
あれって、確かにいい機能だとは思うけど。
確かに機械のアナウンスって冷たいけれど。
でも、あまりに同じトーンだと、気付かないよね。
普通に話しかけちゃったじゃん。
僕の口から離れた言葉達は、
いったいどこへ行けばいいのさ。
どこまで彷徨い続ければいいのさ。
なんて思っていたら、わざわざ折り返しの電話がかかってきて、
休みの日なのに、わざわざ「今日定休日なんです」って、
電話をかけてくれた。
素晴らしい対応力。
そういう期待の裏切り方は、ファンをつくるなーと思った。
そーいえば、高校1年のころ、
地元の友人が自分のPHSの留守電に、
こんなオリジナルメッセージを設定していた。
「もしもし?あーおまえか。ん?なに、どした?え??聞こえないんだけど。ピーーーーーーー」
(最後のが発信音です)
電話をかけた方は、必死に話しかけるわけで。
聞こえないって言うから、大きな声で話しかけようとするわけで。
実は留守電でした、と。
若き日のイタズラ。
実は僕も何度か引っかかった。
そんな迷惑な記憶がふとよみがえった、金曜日の夜。