好きなひとが、できました。 | ekbB@blog

好きなひとが、できました。

というコピーの映画『耳をすませば』。
先週見れなかったので、本日見てしまいました。

中学生の頃から好きだった映画。
監督は近藤喜文氏で、宮崎駿氏はプロデュース・脚本・絵コンテを担当。
もちろん鈴木敏夫氏もプロデューサとして参加。
ジブリ作品の中でも、かなり好きなほう。

どれくらい振りだろう。ずいぶん久しぶりだ。
セリフも、展開も、歌の歌詞さえも覚えてしまうくらい見たのだけど、
今日は新鮮な驚きがあった。


何年か後、もし子供が生まれて、
さらに何年か後、子供が中学3年生になったとき、
僕は親として何を言うことが出来るのだろうか。


映画の見方が、親の視点に変わっていた。
さすがにまだ、そんな大きな子供がいる年ではないのだけれど(笑)。


僕は、どちらかというとDINKS志向なのだけど、
「子供を育てる」ということに興味がない、というわけではない。

受験期に、夢を描いて、勉強以外の何かに熱中している子供に、
どういう風に接するのがいいのか。
思わず考えてしまった。


しかし、改めてみると、出会いから恋愛に発展していく過程が、
とってもスピーディだな。
いつのまにか呼び捨てで呼び合ってるし。

そして、いつ見てもラストシーンは、なんだかくすぐったい。
あまりにストレート過ぎて、何のオブラートも存在してなくて、
おでこをペシッと叩きたくなる。


でも、学校の風景とか、テストとか、なんだか懐かしかった。
僕も物語を書いていたことがあったから、
物語を書くことに苦しんでいる様子に、共感を覚えたりもした。


タイトルに記したメインコピーの他に、
ボディコピーのような形で使われたのが次のフレーズ。


『混沌の21世紀まであと5年――こんな時代にいま何故か、少女マンガ』


なんかよく分からないようで、わかるような、でもやっぱりわからないような。
それでもその年一番の興行収入を記録した映画だから、
時代性があったのだろう。

バブルが崩壊して、閉塞感が高まっていく中で、
もしかしたら、みんなこういう甘酸っぱい感じの映画を、
心の奥底の方で待っていたのかも。


以前、クライマックスやハイライトが明確に用意されていない点、
シリアスなメッセージが、明示はされていない点などから、
「崖の上のポニョ」に通じるところがあると書きましたが、
うーん、やっぱり個人的には「耳をすませば」の方が好きかなぁ。