職を退くということ
今、退職願を書き終えた。
事前に雛形を頂いていたこともあり、それを見てその通りに書いたから、
先に心配したような、気だるかったり、叙情的だったりってことはなくて済んだ。
でも、書き出したとき、少し心が震えた。
最初に書く、「退職願」の「退」の字の時点で、
一瞬記憶の波が押し寄せて、少しだけ心が震えた。
「職を退く願い」か。
まだ引継ぎとか、たくさんあるし、
っていうか、上司が終日外出だとかで、
まだ退職する意思を話せてないし、
振り返るのは、ちょっと早すぎるのはわかっている。
でも、わずか3年半とはいえ、
社会人として最初のキャリアを積んだ会社。
もちろん今でも思い入れはあるし、
きっと忘れることはないだろう(そりゃそうだ)。
前にもちょっと書いたけど、
今の会社に入ったことには、全く後悔はない。
もちろん、退職を決意したことにも後悔はないけれど。
今の会社は、本当に貴重な出会いをくれた。
「研修生」の肩書きがとれて、最初に配属されたチームの、
リーダーとサブリーダーだった人には、本当にお世話になった。
互いに異動したり、退職したりで、
勤務地が変わった今でもお世話になっているし、
これからもきっとこの関係は続いていくと思う。
少なくとも僕は続けていきたいと願う。
今一緒に仕事をしている同期二人とも、
一緒に仕事ができて良かったと思っている。
きっと、仕事以外の場で出会っていたら、
仲良くはなっていなかったろうな、と思うくらい、
趣味やら価値観やらが異なる二人だけど、
それでもそれなりに仲良くやっていけるのも、
仕事の面白いところなんだろう。
そして、今の本社勤務になってから出会った、
このブログにもちょくちょく登場していただいているご夫婦
(うちの会社にいるのは奥様の方)にも、
本当にお世話になったし、これからもぜひこの関係を続けていきたいと思う。
色々なことを教わっているし、一緒にいて楽しいし。
会社が変わったことなんて、大したことじゃないってくらいに、
これからも変わらず仲良くさせていただきたいな。
ここで紹介した人たち以外にも、尊敬できる人はいたし、
基本的に、今の会社の人たちは、いい人ばかりだ。
僕は恵まれた環境で働いてきたのだと思う。
そして、その環境から、脱する決意をした。
その「意思」を「決」めた。
これから、今よりもっとハードにスピーディに、
結果を求められる環境に身を置くことになると思う。
その覚悟はできているし、自分が望んだことでもある。
今、本当に貴重な出会いをくれた会社を、
去っていく決意をしたのだから、
僕は次の会社で、今の会社に残ったとき以上の成長を遂げなければいけない。
これは自分で自分に課した、最低限のハードルだ。
僕が経営者だったら、様々な事情があるにせよ、
これまで働いてくれた人がやめていくのは、
すごく辛いことだと感じる気がする。
今の会社は大きな組織だから、あまり感じないかもしれないけれど、
それでも、会社を退職する行為は、
僕自身の中に、「会社」に対して「申し訳ない」という思いを沸きたてる。
そう思える会社に入れてよかった。
この想いを力に変えて、次の会社でもひたむきに頑張り続けるんだ。
ありふれた、本当にありきたりな言葉だけど、
「終わりは始まり」
その意味を、何だかようやく理解した気がする。